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もうかる家計のつくり方

「家計赤字は妻のせい」 三分法で夫を変えて黒字実現 家計再生コンサルタント 横山光昭

2019/4/17

写真はイメージ=123RF

「子どもが生まれてから、収支のバランスがおかしくなりました」と家計改善のために相談に来られたのは、会社員のUさん(33)とその妻(30)です。結婚して2年強のご夫婦で、1歳のお子さんを連れています。出産に伴い妻が仕事をやめても、それまでの家計の状況から何とかなるだろうと思っていましたが、実際には赤字です。貯蓄が減ってきて心配になり、今回の相談に至りました。

■夫が管理する支出が多め

「支出を抑えるため、妻には食費と日用品代を月10万円でやりくりしてもらっている」と、Uさんは話し出します。3人家族なので十分な額と思っていたそうですが、足りなくなる月もあるので、「やりくりの仕方がまずい」と感じており、妻にお金の使い方を改めてもらわなくてはいけないと続けます。

ただ、Uさんの手取り収入は53万円強なので、妻に10万円渡しても、40万円以上がUさんの手元に残ります。家賃や水道光熱費、その他もろもろの支払いをしても、残りそうなものです。そこで、もう少し詳しく状況を聞いてみました。

子育てがしやすい賃貸マンションに引っ越していますが、家賃は収入の約3割でまずまずよいといえます。保険は共済と個人年金保険だけ。水道光熱費は比較的無駄が少ないと思われ、節約を意識されているようです。

ところが、それ以外の支出は多めです。妻には「月10万円で足りるはず。節約してほしい」とのことですが、Uさんが管理する支出については無頓着なようです。スポーツジムや整体、ネットテレビなど、自分のための支出が目立ちます。

将来に備えるため、積立投資を始めたと教えてくれました。これは投資アドバイザーに勧められて始めたそうで、毎月9万円を課税口座で積み立てています。投資アドバイザーに「毎月の家計から出すのは難しい」と伝えたところ、「ボーナスを充てて」といわれたそうです。

Uさんのボーナスは年間200万円ほどなので、毎月の赤字補填と合わせても、約30万円残る計算になります。ただ、帰省や家電などの購入に使うことも考えると、足りなくなることもあるでしょう。ところがUさんは、「プロから聞いた正しいアドバイス」と疑問を持っていません。

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