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切れ味や携帯性に新たな工夫 テープカッター最前線 納富廉邦のステーショナリー進化形

2019/5/8

デザインやテープの切り方、携帯性など、さまざまな工夫を凝らしたテープカッターを紹介する

当たり前のように机の上にあるテープカッター。特に新しくなくてもいいと思っているかもしれないが、実は最新モデルはさまざまな工夫を凝らし、使いやすく進化している。長年文具を見続けた納富廉邦氏がテープカッターの現在を解説する。

◇  ◇  ◇

テープカッター(テープディスペンサーとも言う)は、大きく分けて2つの種類がある。一つは机などの上に置いて使うタイプ、もう一つは手に持って使うタイプ。

このうち、机に置いて使うタイプの最も重要な要素は、重さだ。片手で接着テープを引っ張っても動かない重さこそが重要で、だからテープカッターの中にはセメントが入っていた。卓上型テープカッターの本体が膨らんだような形をしているのは、そのためなのだ。

重ささえしっかりしていれば、あとの構造は比較的シンプルだったテープカッターは、デザイン文具の素材になりがちだった。

例えば香川県の名石「庵治石」を使ったAJI PROJECTの石のテープホルダー「COLUMN」などは、その代表だろう。また、デザインと機能を融合させた、Craft Design Technologyの木製テープカッター「テープディスペンサー」のような製品もある。円と直線で作られるテープカッターは、デザイン文具の主流と言ってよいほどなのだ。

AJI PROJECT「COLUMN」、1万800円(税込)。重さが重要な据え置き型のテープディスペンサーに、石は向いた素材。庵治石はとても美しいため、存在感もあって魅力的だ。幅165X高さ105×厚さ50mm、重さ1.4kg
Craft Design Technology「テープディスペンサー」1万260円(税込)。ブナの木のボディーと重量感のあるアルミ製のリールで構成。切れ味の良い刃はニチバンの「直線美」のものを採用

ただ、セメントなどを使用した膨らんだ形状のテープカッターは、デスクの上や店舗のレジの横などに置くには設置面積を取るので、邪魔だったりもする。

その点を解決したのが、接着テープの老舗ニチバンの「直線美」だった。

■鉄板を用いスリムさと安定性を両立

その名の通り、テープカッター全体が直線で構成された製品。ボディーが直線になった秘密はセメントではなく、鉄板を使ったこと。鉄板を本体内に入れることで自重を増やし、スリムな形状ながら安定して使える重量を得ているのだ。

ニチバン「直線美」2200円(税別)。写真は、大巻き用 黒。直線美はシリーズ化していて、サイズや使い勝手で選ぶことができる

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