マネーコラム

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新社会人のクレカ利用 分割・リボ払いは手数料に注意

2019/4/14

幸子 クレジットカードを使った取引は、シー・アイ・シー(CIC)という信用情報機関に記録されるわ。契約内容や支払い・返済の状況、債務残高のほか、3カ月以上など長期にわたる支払いの遅れは、延滞として登録されるの。カード会社は入会を審査する際にこうした信用情報を確認するので、新たにクレジットカードをつくれなくなる可能性があるわ。

良男 新規にカードをつくれなくなるだけ?

幸子 延滞の情報は貸金業者や銀行などが加盟しているほかの信用情報機関との間でもやりとりされるの。だから、延滞すると銀行で住宅ローンを組むのを断られるなど、ほかの契約に影響が出るおそれがあるわ。

 後輩にはしっかりアドバイスしなきゃ。

幸子 クレジットカードは便利な半面、支払額を把握していないと使いすぎてしまうおそれがあるの。リボ払いは支払総額が分かりにくいし、ボーナス一括払いは支払いを先送りすることになるわ。引き落とし口座が分からなくなって入金を忘れ、未払いになることがないようカードの枚数は絞り込み、定期的に利用明細を確認して支出をしっかり管理できるようにしなくちゃね。

■デビットカードの利用も一手
ファイナンシャルプランナー 高山一恵さん
クレジットカード以外の現金を使わない決済手段としては、専用端末などにかざすだけで手軽に支払える電子マネーもあります。ただ、残高が一定以下になると預金口座などから自動的に入金する「オートチャージ」の機能を利用する際は、使いすぎに注意が必要です。家計管理が苦手な人は、買い物時に口座から即時に引き落とすデビットカードを利用するのも一案です。
デビットカードは、原則として口座の残高以上の支払いはできず、クレジットカードだと使いすぎてしまう人に向いています。入会前の審査もありません。金融機関のキャッシュカードをそのまま使えるタイプもありますが、最近はクレジットカードの国際ブランドがついたものが主流になっています。ブランド加盟店なら国内外で24時間いつでも利用できます。
(聞き手は藤井良憲)

[日本経済新聞朝刊2019年4月10日付]

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