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カリスマの直言

米金融政策転換 「AI革命相場」号砲鳴る(藤田勉) 一橋大学大学院特任教授

2019/4/15

就任当初、パウエル議長は経験が乏しかったため金融市場の変化に対応できなかったが、大手金融機関の経営者を長く務めるなど優れた仕事師である。今後は政権や市場とうまくコミュニケーションを取ってくれることだろう。

筆者はこれまで繰り返し、米国の逆イールドカーブ(短期金利が長期金利を上回る状態)の長期化が世界の株式相場の急落を生む可能性が高いと述べてきた(詳細は「バブルは10年に1度 歴史が語る崩壊の予兆」を参照)。しかしFRBの方針大転換によって、最大のリスクである米国の逆イールドリスクは大きく低減した。

第2のリスクである中国経済だが、これも大きな心配はない(詳しくは「中国のシリコンバレーで見た貿易摩擦の行方」「中国悲観論は行き過ぎ 株急落は投資の好機」を参照)。短期的、部分的には景況感が悪化しているが、緩やかに回復する可能性が高いとみている。

藤田勉
一橋大学大学院経営管理研究科特任教授、シティグループ証券顧問、一橋大学大学院フィンテック研究フォーラム代表。経済産業省企業価値研究会委員、内閣官房経済部市場動向研究会委員、慶応義塾大学講師、シティグループ証券取締役副会長などを歴任。2010年まで日経ヴェリタスアナリストランキング日本株ストラテジスト部門5年連続1位。一橋大学大学院修了、博士(経営法)。1960年生まれ。

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