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フル代表が着るサムライブルー、障害者サッカーにも

2019/4/14

5人制(ブラインド)サッカーの国際大会ワールドグランプリ第2回大会が、3月19日から8カ国が参加して東京都品川区の天王洲公園で開かれた。日本が4位に終わったのに対し、連覇を達成したアルゼンチンの強さが際立ったが、このチームが別の視点で注目を集めたのがユニホームだ。

健常者のフル代表と全く同じ、おなじみの白と水色のストライプ柄を着ていた。得点王とMVPを獲得したマキシミリアーノ・エスピニージョは「メッシと同じユニホームが着られ、誇りに思って毎回戦っている」と話した。

マルティン・デモンテ監督によると、2003年からアルゼンチンサッカー協会が視覚障害者スポーツを統括する国内組織をサポート。フル代表と同じジャージーやパンツ、ソックスを提供している。参加国ではイングランドも代表と同一ユニホームで、胸のワッペンも同じ「3匹のライオン」だ。スペインも今年1月から同じにした。トルコはパラリンピックなど大きな大会では同じものを着る。

日本代表が身につけていたのは、フル代表と同じアディダス社製でも、サムライブルーとは別。これは17年6月、聴覚障害なども含む7つの障害者サッカー団体で統一したユニホームとして新たに作られたものだ。選手にはサムライブルーが着たいという思いがあったが、日本サッカー協会も含め各団体のスポンサーとの兼ね合いがあり、一気にフル代表と同じにはならなかった。その後ユニホーム統一の協議は「進んでいない」と関係者は話す。自国開催のパラリンピックで五輪と同じサムライブルーを着てこそ、サッカーファンみんなで応援する機運が生まれるのではないだろうか。

(摂待卓)

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