MEN’S EX

2019/4/21

[ 5. 英米仏、色褪せないスタイル ]

■CIFONELLI/チフォネリ

唯我独尊のフレンチ仕立て

パリを代表するテーラー、チフォネリには唯我独尊のスタイルがある。メイド・トゥ・メジャー用のモデルである当作も、細身のフィッシュマウスラペル、構築的だが丸みある肩、直線的なフロントカットと、確固たる個性が光るのが魅力だ。 19万円~〈オーダー価格〉(伊勢丹新宿店)

シャツ2万2000円/ギ ローバー(ビームス 六本木ヒルズ) タイ2万2000円/ドレイクス(シップス 銀座店) チーフ〈スタイリスト私物〉

■BROOKS BROTHERS/ブルックス ブラザーズ

創立200年を超えてなお新鮮

現存する米国最古の洋品店にして、今なお進化を続けるブルックス ブラザーズ。こちらもベースは王道アメトラだが生地は伊カノニコ製、モデルも適度にスリム化した「リージェント」と、密かなアップデートが結実した一着だ。 16万円(ブルックス ブラザーズ ジャパン)

シャツ1万3000円/ブルックス ブラザーズ(ブルックス ブラザーズ ジャパン) タイ1万4000円/ジョン コンフォート(フェアファクスコレクティブ) チーフ〈スタイリスト私物〉

■GIEVES & HAWKES/ギーブス&ホークス

“サヴィル・ロウ#1”の風格

スーツの聖地であるサヴィル・ロウの1番地に構え、王室御用達の名誉も受けるギーブス&ホークス。仕立ては構築的な肩とシャープなVゾーンが印象的で、テーパードのパンツがセットされる。これぞ英国王道だ。 スーツ19万円、ベスト4万5000円(以上ヴァルカナイズ・ロンドン)

シャツ3万3000円/ターンブル&アッサー(ヴァルカナイズ・ロンドン) タイ1万3000円/アトリエ エフ&ビー(デザインワークス 銀座店) チーフ〈スタイリスト私物〉

[ 6. 世界に誇るニッポン品質 ]

■D’URBAN/ダーバン

“紳士の服”を作って半世紀

“紳士服を真の産業にする”という決意のもと、ブランドが誕生したのが1970年。以来約50年間、日本のビジネスマンに寄り添ったスーツを作り続けてきた。新作のこちらはダーバン独自開発の生地「r.a.s.o.」を採用。上品な光沢が仕事に最適だ。 9万3000円(レナウン プレスポート)

シャツ1万2000円/ダーバン(レナウンプレスポート) タイ1万5000円/ポール・スチュアート(SANYO SHOKAI) チーフ〈スタイリスト私物〉

■RING JACKET MEISTER 206/リングヂャケットマイスター206

ニッポン仕立てをブランドに

ニッポンメイドは今や世界的ブランドとなっているが、スーツにおけるその象徴は間違いなくリングだ。最高峰ラインの「206」は、上襟を身頃へ後付けする「被せ襟」という仕立てで、ビスポークのように首へ吸い付く着心地を実現。 22万円(リングヂャケットマイスター206 青山店)

シャツ3万6000円/リングヂャケット ナポリ、タイ3万2000円/タイ ユア タイ(以上リングヂャケットマイスター 206 青山店) チーフ〈スタイリスト私物〉

■GOTAIRIKU/五大陸

糸1本から上質を追求

1992年に誕生した五大陸は、世界の生地メーカーとガッチリ膝を突き合わせて、糸1本にまでこだわりぬいたスーツ作りを続けてきた。こちらの一着も、濃淡のネイビーが織り交ざったニュアンスある生地を使用。ごくさりげない洒脱さが堪らない。 6万9000円(オンワード樫山)

シャツ1万1000円、タイ1万円、チーフ4500円/以上五大陸(オンワード樫山)

※表示価格は税抜きです。

撮影/谷田政史(Cann)〈人物〉、若林武志、久保田彩子 スタイリング/武内雅英(CODE) ヘアメイク/MASAYUKI(The VOICE) 文/吉田 巌(十万馬力)、秦 大輔、間中美希子、安岡将文 構成・文/伊澤一臣、小曽根広光

MEN'S EX

[MEN’S EX 2019年4月号の記事を再構成]

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