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平成の映画興収はジブリが席巻 1位はあの宮崎アニメ

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平成の映画興行収入ランキングで1位となったのは宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』。スタジオジブリのアニメはトップ30に5本がランクイン。平成の映画界を支えた人気ブランドだった。

1989年(平成元年)、映画館の年間観客動員数は1億4357万人で始まり、90年に1億4600万人とやや上向いたものの、以降は年々減少。96年に1億1957万人の過去最低を記録する。その後は回復し、16年に平成で最高の1億8019万人を記録。17年は1億7448万人、18年は1億6921万人と好調を維持している。

映画界が復活を果たした原動力がシネマコンプレックス(シネコン)だ。93年、日本初のシネコン、ワーナー・マイカル・シネマズ海老名が神奈川県海老名市に誕生する。ワーナー・マイカルの成功を見て、他の外資系企業や国内の興行会社もシネコン建設に乗り出す。郊外や地方都市など、それまで映画館のなかった地域を中心に建設ラッシュが続き、04年にはシネコンのスクリーン数が既存映画館数を超えた。18年現在、全国の映画館スクリーン数は3561、うち3150がシネコンだ。

平成に入り普及したレンタルビデオも映画界復活に一役買った。映画館とテレビ放映でしか楽しめなかった映画に、レンタルビデオという視聴スタイルが加わり、消費者が映画を見る回数が増加。映画館へ足を運ぶきっかけを作った。

テレビ局がヒット作を連発

98年『踊る大捜査線 THE MOVIE』の大ヒットを皮切りに、テレビ局が映画製作に力を入れ始めたことも映画界復活の要因の1つだ。03年『踊る大捜査線 THE MOVIE2』が興収173.5億円をあげ邦画実写新記録を樹立して以降、06年『LIMIT OF LOVE 海猿』、07年『HERO』などテレビドラマ発の映画が次々と大ヒット。ドラマ発以外にもテレビ局が製作する映画が増えた。視聴率競争で培われた「観客の好みを重視した作品づくり」に加え、自局を活用した一大プロモーションの力もあり、次々とヒット作を生み出した。

平成の興行ランキングで主なヒット作を振り返る。1位は『千と千尋の神隠し』。スタジオジブリのアニメは6位『ハウルの動く城』、7位『もののけ姫』、12位『崖の上のポニョ』、19位『風立ちぬ』と5本がトップ30にランクイン。84年『風の谷のナウシカ』から始まったジブリ作品だが、興行的に大ヒットしたのは89年『魔女の宅急便』から。スタジオジブリは平成の映画界を支えた一大ブランドだ。

2位『タイタニック』は、巨大なセットとCG技術を組み合わせて作られたタイタニック号沈没の様子がリアルで緊迫感にあふれる。10位『ジュラシック・パーク』を筆頭に、90年代はじめからCG技術を駆使したハリウッド大作が増えていくが、『タイタニック』はCG技術に感動の悲恋物語が加わって洋画実写最大のヒット作となった。『タイタニック』を監督したジェームズ・キャメロンは最先端の映像技術にこだわるクリエイター。11位『アバター』では、実写とCGを融合させ、鮮明で奥行感のある3D映画を生み出した。

3位『アナと雪の女王』はディズニーアニメ最大のヒット作。ミュージカルアニメという点では、昨今の音楽映画ブームの走りでもある。邦画アニメのヒットブランドがスタジオジブリなら、洋画はディズニーとピクサー。ディズニーは92年『美女と野獣』(アニメ)、93年『アラジン』のヒットを機に、ヒットブランドとして定着。ピクサーは96年に1作目『トイ・ストーリー』が公開されヒット。CGアニメという新たな時代を切り開くとともに、ディズニー同様、人気ブランドとして定着していった(26位『ファインディング・ニモ』、30位『トイ・ストーリー3』)。

4位『君の名は。』はスタジオジブリ以外の邦画アニメで最大のヒット作に。スタジオジブリに次ぐヒットメーカーが細田守監督。両者に次ぐ新世代として期待されたのが新海誠監督だが、『君の名は。』で早くも両者に追いついた。

『ハリー・ポッター』は5位『賢者の石』を筆頭に、9位『秘密の部屋』、14位『アズカバンの囚人』、26位『炎のゴブレット』とシリーズ4作がトップ30入り。日本で根強い人気の洋画シリーズといえる。00年代はじめには『ロード・オブ・ザ・リング』3部作も公開され、ファンタジーブームを巻き起こした。

(ライター 相良智弘)

[日経エンタテインメント! 2019年4月号の記事を再構成]

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