グルメクラブ powered by 大人のレストランガイド

dressing

焼き鳥・水炊きのコースで鶏のうまみ堪能 東京・池尻

2019/4/15

「鳥とみ」の「伊達鶏の水炊き」

焼き鳥の名店で修業を積んだ料理人が独立して新たな焼鳥店を出すケースは多い。だが2018年11月5日にオープンした「鳥とみ」は店主が焼き鳥の名店「鳥しき」「鳥かど」出身でありながら、焼き鳥ではなく「水炊き」を看板に掲げている珍しい店だ。

Summary
1.焼き鳥の名店出身の店主が水炊きの専門店をオープン
2.良質な鶏を堪能できる絶妙な焼き技
3.鶏スープは濃厚だが上品なコクがあり、すっきり淡麗な味わい

場所はハイセンスなトレンドスポットとして注目されている東京、世田谷・三宿エリア。東急田園都市線三軒茶屋駅・池尻大橋駅、どちらからも徒歩約13分と良アクセスではないが、それだけに通りは静かで落ち着いた雰囲気。

「鳥とみ」はそんな街に溶け込むように、しっとりしたたたずまいを見せている。

店内はカウンター10席のみ。白一色の壁とアート作品のような白のペンダントライト、真新しい白木のカウンターが洗練された空気感をつくり上げている。

鶏スープは15時間かけて完成させる

そしてカウンターの前には見るからに濃厚そうな、黄金色に輝く鶏スープが鎮座しており、ここが水炊き主軸の店だと実感する。

「仕込みをしているときに暗いと寂しくなってしまうと思い、照明はできるだけ明るくしました」と語るのは、飾らない温かい人柄を感じさせる店主、土屋宝さん。

水炊きの店を出そうと思ったのは、修業していた和食の店で水炊きを担当していた時に、「水炊きって本当においしいな」と心から感動したことがきっかけだという。

自分が感動した水炊きを多くの人に味わってもらえる店を出したいと思いながら、物件探しで苦労してなかなか実現せず、その間いろいろな焼鳥店で修業をしたという。

「その経験が今の料理に生きています。回り道をしたことが、結果的によかったのかもしれません」(土屋さん)

ちなみに同店では、焼き鳥にも水炊きにも、「鳥しき」で使用していた福島の銘柄鶏・伊達鶏のみを使用している。「臭みがなく、脂も皮もおいしいんです」と土屋さん。

現在は土屋さん1人で切り盛りしているため、当面メニューは「鳥とみのコース」のみ。

グルメクラブ 新着記事

ALL CHANNEL