マネー研究所

七転び八起き

割安株を発掘 将来の開業資金に

2019/4/8

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回はひろやさん(29) 電子商取引(EC)関連企業に勤務。留学で北京や上海に住んだことがあり、中国語が得意。

■2015年~

ひろやさん 投資を始めて、企業価値の本質やビジネスモデルを深く考えるようになった

株式投資にはかねて興味があり、大阪で携帯電話ショップの店長として働いていた当時、書籍などで情報収集をしていた。夏ごろにチャイナ・ショックの余波で株式相場全体が大きく下落したことを機に、日本株は割安で今がチャンスと考え、100万円ほどを元手に初めて株を買った。選んだのは100円ショップのワッツ(2735)、経営再建中のシャープ(6753)、楽天(4755)など。ワッツは同業他社に比べて株価に割安感があり、海外に展開している点が魅力と感じた。シャープも業績不振で株価は低迷していたがブランド力は健在と考え、逆張りの発想で買いを入れた。いずれも後に株価が上昇し、利益を確定することができた。

■16年~

現在の会社に転職し、東京に引っ越した。中小型株を中心に、業種にこだわらず割安な銘柄を探すバリュー投資で資産を数百万円まで増やす。交流サイト(SNS)「あすかぶ!」を通じて個人投資家のコミュニティにも参加。注目している銘柄や、株主優待の情報を交換するなどの交流をするようになった。

■18年~

総資産が900万円ほどになり、1000万円の大台が見えてきた。取引の幅を広げようと信用取引を始めたが、直後に2月の相場急落で追い証が発生する間近まで行き、資産を減らしてしまった。無理に目標を掲げて資産を増やそうとせず、自分の取引スタイルを守ることが大事だと学んだ。

最近の投資テーマでは半導体関連に注目している。米国株ではエヌビディアを取引し、上昇局面で利益を出した。日本株では半導体向け研磨剤で高い利益率を誇る扶桑化学工業(4368)などだ。中国に留学していたので、中国株の取引をしてみたいという気持ちもある。将来は起業を目指していて、投資で蓄えた資産を開業資金の一部に充てられればいいと思っている。

[日経ヴェリタス2019年3月31日付]

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