「お得な買い物」つられて赤字 スマホ決済どう見直す家計再生コンサルタント 横山光昭

写真はイメージ=123RF
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「最近、銀行の残高が減るようになり、クレジットカードの請求も多いんです」と、会社員のGさん(35)が共働きの妻(33)と一緒に相談に来ました。今までは毎月、少なくとも3万~4万円は貯蓄できていたのに、最近は赤字傾向で、早く改善しなくてはいけないと考えていました。

ただ、Gさん夫婦は特に日常生活において買う量が多くなったと感じるものはないし、家電などの買い替えはあったが計画的だったと話します。そうはいっても、支出額が増えるということは、何かを多く買ったり、高いものを買ったり、支出が何かしら変わったはずです。

「お得な」スマホ決済を多用するように

話を聞いてみると、変わっていたのは支払い方法でした。今までは現金払いが中心でしたが、スマートフォン(スマホ)の決済アプリを利用するようになっていたのです。2018年末に行われた20%還元のキャンペーンなどをきっかけに、夫婦ともに複数のアプリをインストールし利用しています。

Gさんに聞くと、毎月の決済金額が10万円以上になると2%のポイントが付く「LINE Pay」は日常使い。銀行口座と結びつけるとすぐにチャージができ、コンビニや洋服店、飲食店などで使っています。カードを作れば、JCBで支払える店舗でも使えるので便利とのことです。

「PayPay」は18年末の20%還元キャンペーン時から、家電の買い替えやパソコンの購入など比較的金額の高い買い物に利用しています。クレジットカードと紐付けることができたため、炊飯器やホームベーカリー、コーヒーメーカーなど欲しかった家電を2人で手分けして購入し、キャンペーン時に総額で45万円ほど使ってしまったそうです。最近はたくさん利用していないといいますが、当然のことながら、45万円の支払い元はクレジットカード。高額になったため、決済後に自分で分割払いにし、今も支払っているそうです。

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