MONO TRENDY

モノ・フラッシュ

バーミキュラVSル・クルーゼ 無水調理鍋で加熱実験 合羽橋の台所番長が斬る! いまどきの料理道具を徹底比較

日経トレンディネット

2019/4/25

ル・クルーゼよりも歴史がある、1924年創業の老舗鋳物メーカー、アンヴィクタ社のブランド「シャスール」。蓋はドーム型で裏にライン状の突起があるのが特徴です。いわば、ル・クルーゼとストウブの特徴をあわせ持った鍋といえるでしょう。

本体は底に向けてすぼみがほとんどないので、鍋底の面積が広く、熱がいきわたりやすいのも特徴の1つです。

アンヴィクタ「シャスール サブライム ラウンドキャセロール」(税別3万2000円)、直径22センチ、容量3.1リットル、重量約4.1キロ、(内、蓋の重量約1.34キロ)
ドーム型、ライン状の突起がシャスールの特徴

■人気急上昇中の国産、スペイン製の鍋

450年続くスペインの鋳造メーカーが1996年に立ち上げたキッチンウエアブランド「キャスティ」。キッチンウエアとしての歴史は浅いのですが、ヨーロッパで瞬く間に人気になり日本に上陸しました。

鍋の深さはありますが、鍋底は少しすぼんだ形なので、かたまり肉を焼くよりも煮込み料理のほうが得意かもしれません。色合いの美しさも人気の一因です。

キャスティ「エナメル ココット」(税別3万円)、直径22センチ、容量3.3リットル、重量約4.3キロ、(内、蓋の重量約1.29キロ)
蓋の内側は突起があるが他の鍋よりも少なめ

最後は、2010年に登場して以来、人気急上昇中の愛知ドビー「バーミキュラ」(飯田屋では扱いなし)。5つの鍋の中では一番後発ですが、一時は1カ月待ちになるほど人気が出た製品です。

ホーロー加工の美しさは5つの鍋の中でもダントツかもしれません。また、食材に同時に均一に熱を伝えるために鍋底にリブ(縦筋)を入れ、蒸気を対流させるために蓋の形状を流線型にし、重量があっても女性でも持ちやすいように蓋にも取っ手を付けるなど、細かいこだわりが反映されているのは日本の繊細な職人の技術ならでは。

愛知ドビー「バーミキュラ オープン ポット ラウンド」(税別2万9000円)、直径22センチ、容量3.5リットル、重量約4.2キロ(内、蓋の重量約1.67キロ)、ブラック
取っ手が付いた蓋。溝が深くしっかりと閉じるため密閉性が高い

いよいよ5つの鍋を実際に加熱して実験します。

■気密性が高い鍋は?

今回は、400ccの水を鍋に入れて中火で加熱。湯気が出始める時間、湯気の出方、10分間の加熱後に水分がどれだけ残っているかを検証しました。ただし、火加減などは厳密な同一条件での検証とまではいえないので、あくまで結果は参考程度と理解してくださいね。

400ccの水を投入してから中火で加熱

無水調理ができる鍋は、食材が持つ水分が蒸気になって対流することで調理するもの。そのために気密性が高いのですが、鍋全体が十分に温まると蒸気が吹き出し、雑味を外に逃がしてうまみの入った水滴が食材に落ちる構造になっています。面白かったのは、その湯気が出始める時間。すべての鍋が、おおよそ5~6分前後に出始めました。

MONO TRENDY 新着記事

MONO TRENDY 注目トピックス
日経クロストレンド
NTTドコモが店頭の看板から「ドコモ」を消したワケ
日経クロストレンド
日本初「カチッと鳴る」歯ブラシ ライオンが開発
日経クロストレンド
日本電産・永守重信会長 最後の大仕事は大学
日経クロストレンド
30代前半で世帯年収1000万超 好きなブランドは?
ALL CHANNEL