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フード・フラッシュ

マヨシート・飲むおにぎり…斬新発想のヒット食品予測 2019年上半期食品ブレイク予測(下)

日経トレンディ

2019/4/19

【キーワード5「NEO調味料」】

既成の枠を飛び越え、調味料の可能性を広げる「NEO調味料」の出現も、19年上半期の新たなムーブメント。エスビー食品からは、「きざみ青じそ」など売り上げが好調のきざみ系チューブ入り調味料シリーズに、「きざみねぎ塩」が登場。焼肉店などでしか味わえなかった「誰もが好きな味」を最も手軽な形で食卓に持ち込んだ。かけてレンチンするだけで温野菜料理が完成する、業界初の電子レンジ専用調味料「かけてチン♪温菜おかず」(味の素)は、「食卓にもう一品欲しい」ときの副菜需要に応え、支持されそうだ。

●きざみ青じその大ヒットを受け、焼肉店で人気の調味料で勝負

「きざみねぎ塩」(エスビー食品)大きめに刻んだネギのしゃきしゃき感 が味わえて、こってりの塩ダレが焼き 肉と絶妙にマッチ。クセになる味

チューブ入り薬味の「きざみ青じそ」は計画比10倍のヒット。「きざみパクチー」なども絶好調のきざみシリーズで、次に白羽の矢を立てたのがネギだ。焼肉店で人気にもかかわらず家庭用調味料ではまれな「きざみねぎ塩」を新規投入した。

●業界初のレンジ専用調味料、味染み温野菜を超簡単調理

「かけてチン♪ 温菜おかず」(味の素)

野菜にかけて電子レンジで加熱するだけで温野菜の副菜が一品できる、業界初の電子レンジ専用調味料。どんな野菜にも使え、素材にしっかり絡まるのが特徴だ。レンチン料理は野菜の栄養素も保持されやすい。

●1本で味が決まる万能だし酢、和洋中の料理にマッチ

「だしのきいたまろやかなお酢」(創味食品)

酢は使いこなすのが難しく、若い層に敬遠されがち。リンゴ酢にかつお節と昆布のだし、ユズ果汁を加え、これ1本で和洋中の料理の味足しにも使える万能選手。

【キーワード6「マジックスイーツ」】

SNS映えしそうな「クリア系」手作りスイーツ「もちぷっち」(昭和産業)は、水と混ぜるだけで、手品のごとくキラキラもちもちに変身。フルーツやチョコをくるむなどして、親子で工夫しながらお菓子作りが楽しめる。冬場のホットケーキミックス級の定着を狙う。

●女性に人気の透明スイーツ、遊び感覚で親子需要を喚起

「もちぷっち」(昭和産業)夏場に親子で作りたい体験型スイーツ。多少の大変さも一緒に作れば思い出になるはず

キッコーマン飲料の「豆乳飲料」も、凍らせるだけで低カロリー豆乳アイスに早変わりするマジックスイーツ。ユーザー発案のこの食べ方は、18年5月にSNSで大ブレイク。この機を逃すまいと19年2月には、アイスで食べておいしい「ラムレーズン」「マカダミアナッツ」の新味をリリースした。夏場に親子でデザート作りが楽しめる新提案として、こうしたギミックのあるスイーツは人気を呼びそうだ。

●「冷凍豆乳」が爆発的に流行、アイスの人気味で再燃を狙う

「豆乳飲料 ラムレーズン」と「豆乳飲料 マカダミアナッツ」(キッコーマン飲料)と

18年、SNSユーザーの投稿を機に豆乳飲料を凍らせて食べるヘルシーアイスが爆発的に流行。売り上げは2桁増を記録した。19年2月、ラムレーズンなどアイスの人気味を商品化。

日本アクセス 春季フードコンベンション2019
「バイヤーズグランプリ」とは?

大手食品卸の日本アクセスが19年1月に開催した、東西会場で延べ1150社出展の大型展示商談会「フードコンベンション」の特別企画。光文社の生活情報誌「Mart」の読者会員が選ぶ「Mart新商品グランプリ」のプロ版で、エントリーした83の新商品を、スーパーやコンビニなど流通各社の食品バイヤーが投票。加工食品、チルド飲料、チルド食品、冷凍食品、アイス、嗜好飲料の6部門で得票数の多い順にランキングした。日本アクセス、流通専門誌「DIAMOND Chain Store」とのコラボ企画。

(ライター 高橋学、編集協力 堀田恵美、写真 中本浩平)

[日経トレンディ2019年4月号の記事を再構成]

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