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甘口カレー風味・四川麻婆、時短でおいしい食品が続々

2019年上半期食品ブレイク予測(上)

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NIKKEI STYLE

日経トレンディ

サッと振るだけで料理が子供の大好きな甘口カレー味になる「味付カレーパウダー バーモントカレー味」、深いコクと花椒(ホワジャオ)の香りが魅力の「凄味麻婆豆腐の素 香りの四川式」、揚げ麺入りの変わり種サラダで副菜需要に応える「パリパリ無限だいこんのもと」など、2019年上半期は「料理苦手派」でも調味不要でおいしく調理できる食品が多数登場する。日本アクセスの「バイヤーズグランプリ」(詳しくは記事末参照)で入賞した注目商品から、ブレイク必至の食品を予測する。

深いコクと花椒の香り、競合棚を避けて豆腐売り場に活路

中華メニュー用調味料で最大カテゴリーの麻婆豆腐のもとは、近年に市場拡大が続き200億円超に。丸美屋食品工業と味の素の2大巨頭がシェアを分けるなか、後発で参入を果たしたのが、ハウス食品の「凄味麻婆豆腐の素 香りの四川式」だ。

特徴は、同社のカレーペースト「きわだちカレー」で培った独自の低温殺菌技術により、加熱で香りや風味が損なわれるのを抑えたこと。その結果、18年にブレイクしたシビ辛調味料「花椒」の香りや、豆板醤(トウバンジャン)、甜麺醤(テンメンジャン)、豆鼓醤(トウチジャン)の風味とコクをしっかり残せた。実際に口に含んだ瞬間も、花椒の刺激が感じられ、中華料理店の味と遜色ない本格感を感じられた。

スーパーなど小売店には、競合ひしめく調味料棚ではなく、豆腐類売り場での陳列を強力にプッシュ。「売り上げ減が続く豆腐の底上げ効果が見込め、小売店側が受け入れやすい提案」(ハウス食品)。人気の中華が、食卓の需要をさらいそうだ。

スナック感覚で野菜を摂取

「マルちゃん」ブランドの即席麺でおなじみの東洋水産が、カット野菜などに混ぜるだけの揚げ麺サラダのもと「パリパリ無限」シリーズに、19年2月新作を投入。「パリパリ無限だいこんのもと」と「同レタスのもと」だ。

シリーズ第1弾の「同キャベツのもと」「同もやしのもと」は18年2月に発売。SNSで人気の「無限ピーマン」など簡単レシピの流行に着想を得て、野菜をたくさん取れるように組み合わせる揚げ麺とスープを開発。発売直後から、商品名に反応した「無限ファン」たちが殺到したため、「初週で1カ月分の在庫がなくなるほど売れ、4月には緊急で販売エリアを縮小した」(東洋水産)。

ヒットの要因は、カット野菜とあえるだけの簡便さ。即席麺メーカーが得意な揚げ麺と粉末スープ、特製油を使った味作りにより、野菜嫌いの子供でもスナック感覚で食べられる点を母親層が支持。酒のつまみ需要も獲得した。すでに約400万食を売り、4品体制でさらなる躍進を目指す。

業界初「甘口」のカレーパウダー調味料で子供の食欲増進

ハウス食品が昨年新設した新領域開発部から、子育て中の働く女性をターゲットに発売されたのが、業界初の甘口カレーパウダー「味付カレーパウダー バーモントカレー味」だ。独自調査から、小さい子供を抱えて働く多忙な母親は、夕食でハンバーグなどの定番メニューの他に、残り物食材で作った「名もない料理」を出していることが判明。「ただし、独自の味付けで作るため、子供が食べてくれないのが悩みの種だった」(ハウス食品)。

そこで思い立ったのが、子供が好きな甘口カレーの顆粒(かりゅう)パウダーでの調理。既存のカレーパウダーはすべて大人向けの辛口タイプで、甘口は皆無だった。本品にはカレーパウダーに加え、塩や砂糖、チキンエキスなどを配合。この1本で甘口のバーモントカレー味が決まるよう調整した。加えて、母親層から信頼が厚いバーモントブランドを前面に出して訴求。ルウ、レトルトに続く、振りかける「第3のカレー」として普及を狙う。

冷凍食品で待望の焼き小籠包が登場

外食では行列店も珍しくないほど人気の焼き小籠包。スーパーの冷凍食品棚では見かけない現状に目を付け、ギョーザに次ぐ第2の「羽根つきシリーズ」として、イートアンドが発売したのが、水も油も使わずフライパンで焼くだけで作れる「大阪王将 羽根つき焼き小籠包」だ。

小籠包は皮の中に封じ込められたスープが最大の魅力。だがフライパンで焼くと、蒸す場合に比べて高温になるため、薄皮では破れやすいのが課題だった。そこで、厚めにしながらも、もっちりしなやかな皮を開発。スープを吸収しないように、練り具合も調整した。口に含むと、焼いた皮の香ばしさの中に、鶏がらをベースに紹興酒とオイスターソース、肉と野菜のあんのうまみが溶け出したたっぷりの濃厚スープが広がる小籠包に仕上げた。

実際食べてみると、量の多さにスープが飛び出てしまったほど。仲間や家族で楽しめる娯楽性も、人気を集めそうな要因だ。

日本アクセス 春季フードコンベンション2019
「バイヤーズグランプリ」とは?

 大手食品卸の日本アクセスが19年1月に開催した、東西会場で延べ1150社出展の大型展示商談会「フードコンベンション」の特別企画。光文社の生活情報誌「Mart」の読者会員が選ぶ「Mart新商品グランプリ」のプロ版で、エントリーした83の新商品を、スーパーやコンビニなど流通各社の食品バイヤーが投票。加工食品、チルド飲料、チルド食品、冷凍食品、アイス、嗜好飲料の6部門で得票数の多い順にランキングした。日本アクセス、流通専門誌「DIAMOND Chain Store」とのコラボ企画。

(ライター 高橋学、編集協力 堀田恵美、写真 中本浩平)

[日経トレンディ2019年4月号の記事を再構成]

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