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甘口カレー風味・四川麻婆、時短でおいしい食品が続々 2019年上半期食品ブレイク予測(上)

日経トレンディ

2019/4/18

2019年上半期は「料理苦手派」でも調味不要でおいしく調理できる食品が多数登場
日経トレンディ

サッと振るだけで料理が子供の大好きな甘口カレー味になる「味付カレーパウダー バーモントカレー味」、深いコクと花椒(ホワジャオ)の香りが魅力の「凄味麻婆豆腐の素 香りの四川式」、揚げ麺入りの変わり種サラダで副菜需要に応える「パリパリ無限だいこんのもと」など、2019年上半期は「料理苦手派」でも調味不要でおいしく調理できる食品が多数登場する。日本アクセスの「バイヤーズグランプリ」(詳しくは記事末参照)で入賞した注目商品から、ブレイク必至の食品を予測する。

バイヤーズグランプリ「チルド食品部門」の入賞商品
評価ポイントは、各バイヤーが「味・風味・技術の新奇性」「簡便・汎用性」「健康・機能性」「値頃感」のうち何を評価して投票したのかを割合で示した

■深いコクと花椒の香り、競合棚を避けて豆腐売り場に活路

「凄味麻婆豆腐の素 香りの四川式」(左)とショウガとオイスターソース風味の「広東式」を併売

中華メニュー用調味料で最大カテゴリーの麻婆豆腐のもとは、近年に市場拡大が続き200億円超に。丸美屋食品工業と味の素の2大巨頭がシェアを分けるなか、後発で参入を果たしたのが、ハウス食品の「凄味麻婆豆腐の素 香りの四川式」だ。

特徴は、同社のカレーペースト「きわだちカレー」で培った独自の低温殺菌技術により、加熱で香りや風味が損なわれるのを抑えたこと。その結果、18年にブレイクしたシビ辛調味料「花椒」の香りや、豆板醤(トウバンジャン)、甜麺醤(テンメンジャン)、豆鼓醤(トウチジャン)の風味とコクをしっかり残せた。実際に口に含んだ瞬間も、花椒の刺激が感じられ、中華料理店の味と遜色ない本格感を感じられた。

スーパーなど小売店には、競合ひしめく調味料棚ではなく、豆腐類売り場での陳列を強力にプッシュ。「売り上げ減が続く豆腐の底上げ効果が見込め、小売店側が受け入れやすい提案」(ハウス食品)。人気の中華が、食卓の需要をさらいそうだ。

(写真右)ペーストは粘性が強く、やや出しづらかった。(写真左)ひき肉をいためた後に水とともに入れ、サイの目に切った豆腐を加えて静かに混ぜ合わせて完成。失敗なしで簡単に作れた

■スナック感覚で野菜を摂取

「パリパリ無限だいこんのもと」(東洋水産)

「マルちゃん」ブランドの即席麺でおなじみの東洋水産が、カット野菜などに混ぜるだけの揚げ麺サラダのもと「パリパリ無限」シリーズに、19年2月新作を投入。「パリパリ無限だいこんのもと」と「同レタスのもと」だ。

大根、レタス、キャベツ、もやしのそれぞれ1種類の野菜と混ぜるだけの単純さが人気の理由。粉末スープと特製油は各野菜に適した味付けにした

シリーズ第1弾の「同キャベツのもと」「同もやしのもと」は18年2月に発売。SNSで人気の「無限ピーマン」など簡単レシピの流行に着想を得て、野菜をたくさん取れるように組み合わせる揚げ麺とスープを開発。発売直後から、商品名に反応した「無限ファン」たちが殺到したため、「初週で1カ月分の在庫がなくなるほど売れ、4月には緊急で販売エリアを縮小した」(東洋水産)。

ヒットの要因は、カット野菜とあえるだけの簡便さ。即席麺メーカーが得意な揚げ麺と粉末スープ、特製油を使った味作りにより、野菜嫌いの子供でもスナック感覚で食べられる点を母親層が支持。酒のつまみ需要も獲得した。すでに約400万食を売り、4品体制でさらなる躍進を目指す。

(写真右)袋の中身は揚げ麺と粉末スープ、特製油で、まるで即席麺の具材のよう。(写真中・左)麺を細かく砕き、スープ、油とともにカット野菜に加え、さっと混ぜるだけ。30秒程度の早業で1品できた

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