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10万円ノートPC 5年使えるメーンマシンどう選ぶ

日経PC21

2019/4/16

CPUは3製品が第8世代のコアi5。AMDのライゼン5は、インテル のコアi5に対抗するCPUだ。搭載製品が増えてきた

■CPUは4コア/8スレッド、起動速度はSSDが圧勝

CPUは今回、コアi5の中でも「第8世代」に絞った。理由は内部のコア数と、同時に実行可能なスレッド数だ。2コア/4スレッドではなく、4コア/8スレッドのほうが同時に実行できる処理が多く、CPUに負荷がかかったときに速度が落ちにくい。4製品中3製品が同じCPUで、ライゼン5も4コア/8スレッドだ。

CPU、メモリー、ストレージ、グラフィックス性能などパソコン全体の処理性能を測るベンチマークソフト「PCMark 10」の結果を見ると、最も優秀なのは「インスパイロン15」だ。CPUは同じなのにスコアが抜きんでたのは、ストレージがSSDである点と、グラフィックス機能がCPU内蔵型ではなく、外付けのグラフィックスチップ「Radeon 520」を搭載しているからだろう。

ベンチマークソフトの定番「PCMark 10」で総合的な処理性能を比較した。CPUが同じ3製品でスコアが違うのは主にグラフィックス性能やSSDの差によるもので、「インスパイロン15」が頭ひとつ抜けている。ライゼン5搭載の「15-db0000」がそれに次ぐ性能だ

CPU性能の比較に適したベンチマークソフト「CINEBENCH R15」の結果は、同じCPUを搭載する3製品がほぼ同じスコアとなった。参考として、第8世代の「コアi7」を搭載したノートパソコンも測定して比較したが、性能に大差はなく、コアi5のコストパフォーマンスが高いことがわかる。ライゼン5はシングルコアではやや振るわない結果だが、マルチコアではコアi5に迫る性能を見せている。

CPU の性能を測る「CINEBENCH R15」の結果。コアi5でも、参考に掲載しているコアi7と大きな差はない。ライゼン5はシングルコア性能では振るわないが、CPU全体の性能ではコアi5に近い

ウィンドウズの起動時間はどうか。これはHDDを搭載した製品に比べ、SSD搭載の製品が圧倒的に高速である。起動時間の長さにイライラしたくない人はSSD搭載機を選ぶべきだ。起動後も、アプリを起動したり大きなファイルを読み書きしたりする際、SSDとHDDの差を体感できるだろう。

「 BootRacer」というフリーソフトで起動時間を計測して平均を算出した。SSDとHDDの差は歴然。HDD搭載の「パビリオン15」は、コアi5搭載でも起動に3分ほどかかった

■ゲームも楽しみたいなら外付けグラフィックス搭載機

CPUやメモリーと違って、グラフィックス性能を気にしている人は少ないかもしれない。しかし、ゲームを快適に楽しみたい人にとっては重要な部分だ。一般的なパソコンの場合、グラフィックス機能はCPUに内蔵されていることが多いが、CPUとは別にグラフィックス専用チップを搭載している製品もある。「外付けグラフィックス」と呼ばれるもので、CPU内蔵型よりも性能は高い。取り上げた4製品の中では、3製品がCPU内蔵のグラフィックスを使用。外付けグラフィックスを搭載しているのはインスパイロン15のみだ。

外付けグラフィックスを搭載しているのはインスパイロン15のみで「Radeon 520」を搭載。グラフィックスメモリーは2ギガだ。ほかの3製品はCPU 内蔵グラフィックス

グラフィックス性能にどれだけの違いがあるのか、「ファイナルファンタジーXIV」というゲーム用のベンチマークで比較してみた。インスパイロン15が搭載しているRadeon 520は、外付けグラフィックスの中では決して高性能とはいえないが、それでも結果は「快適」となった。CPU内蔵グラフィックスとは大きな差がついた。また、ライゼン5搭載の15-db0000が「やや快適」となかなかの結果だ。

3Dゲームのベンチマークテストの結果。今回ピックアップした4製品の中では、外付けグラフィックスのインスパイロン15のみ「快適」と判定された。参考までに、コアi7と外付けグラフィックス「Radeon 530」を搭載した製品でもテストしたが「快適」だった

■端子類も充実し拡張性あり、USBタイプCの有無に注目

使い勝手や拡張性に関わる端子類にも注目したい。今回の4製品はいずれも有線LAN、HDMI出力、SDカードスロットを備えている。違いが大きいのはUSB端子だ。将来性を考えると「タイプC」のUSB端子が欲しいところだが、これを備えているのは「エムブックF」と「パビリオン15」だけ。ただし、ほかの2製品もUSB3.1端子を2つ備えるので拡張性に不足はないだろう。

光学ドライブは、DVDスーパーマルチドライブを搭載する製品とDVD±RWドライブを搭載する製品がある。大きな違いはDVD-RAMを使えるかどうかだ。光学メディアとしてDVD-RAMを使っている人でなければ、どの製品でも問題ない。

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