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働けなくなった時の公的保険 雇用・労災、2つの制度 失業や休職時、一定の所得を補償

2019/3/31

写真はイメージ=PIXTA

ある平日の夜。筧家のダイニングテーブルでは良男が新聞を読んでいます。厚生労働省の毎月勤労統計の不正調査問題についての記事のようです。時折、傍らの本にも目を落として、肯いたり、首をかしげたりしています。そこへ幸子と恵がやってきました。

筧(かけい)家の家族構成
筧幸子(48)良男の妻。ファイナンシャルプランナーの資格を持つ。
筧良男(52)機械メーカー勤務。家計や資産運用は基本的に妻任せ。
筧恵(25)娘。旅行会社に勤める社会人3年目。
筧満(15)息子。投資を勉強しながらジュニアNISAで運用中。

幸子 なにを熱心に勉強しているの?

良男 雇用保険と労働者災害補償保険(労災保険)について知りたいと思ってね。

 雇用保険は失業したときにもらえるお金、労災保険は工事現場の事故などでケガをしたときに受け取るお金という知識しか持ち合わせてないわ。

幸子 雇用保険と労災保険は合わせて労働保険と呼ばれるの。統計の修正で労働保険の多くの給付金で追加の支給があるので注目され始めたけど、もっと仕組みを知らないとね。

 なぜ、雇用保険と労災保険を労働保険と呼ぶの? 社会保険とどこが違うの?

幸子 2つとも社会保障を支える公的保険よ。社会保険は、仕事以外のことが原因で生じた病気やケガを治療する健康保険と、老後や障害、遺族になったときに生活を支える厚生年金保険が代表ね。労働保険は、失業や休職などで仕事をしたくてもできないときや、仕事中や仕事が原因で生じた病気やケガ、障害を補償する制度よ。

良男 確かに会社員にはなくてはならない制度だな。

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