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ホンネの就活ツッコミ論

採用早まり焦る企業 就活生に勝機もたらす5つの対策 ホンネの就活ツッコミ論(100)

石渡嶺司 大学ジャーナリスト

2019/3/29

写真はイメージ=PIXTA

今年(2020年卒)はゴールデンウイーク10連休の影響もあって、就職活動の動きが例年以上に早まっています。こうした異変については前回書いたとおりですが、この異変続きの2020年卒就活で最も困った立場になるのが、いわゆる「中ぶらりん就活生」です。

中ぶらりん就活生とは聞き慣れない言葉かもしれませんが、2018年12月から今年2月にかけてのどこかのタイミングで就活を始めた就活生のこと。極端に早く始めたわけではなく、かといって3月以降に始めた出遅れ組でもありません。例年であれば、十分に間に合うタイミングなのです。

ところが今年はとにかく就活にまつわる企業の動きが早いため、中ぶらりん就活生は「どうも、先輩から聞いている以上に早すぎる」と焦ってしまいます。こうした中ぶらりん就活生はどうすればいいでしょうか?

■対策1:先行する学生への「負けた感」は捨てよう

早めに始めた就活生はすでに内々定をもらっているか、選考がどんどん進んでいる段階です。当然ながら、中ぶらりん就活生は「周囲はもう内々定が出ているのに私はまだこれからエントリーシートの提出。間に合うのか?」と悩んでしまいます。気持ちはわかりますが、変に他の学生と比較するのはやめましょう。どんどん苦しくなるだけです。

後述しますが、今年は企業が10連休の影響で早めに動いているのは事実です。が、中ぶらりん学生にとって、それでもうチャンスがない、という訳ではありません。今年は例年以上に5月以降のチャンスも十分あります。そのチャンスに備えるためにも、変に負けた、と感じないようにしたいものです。

■対策2:説明会はどんどん入れよう 5月以降でもチャンスあり

いくら就活が早期に動いている、と言っても、企業のことを知らなければ就活は始まりません。というわけで、中ぶらりん就活生の対策としては、企業説明会の予約はどんどん入れていくことです。

例年であれば、企業説明会のピークは3~4月。5月以降だと、大企業はほぼなく、中小企業も少なくなっていくのがパターンでした。しかし、売り手市場が強まったここ数年、5月以降も説明会を開催する企業が大手・中小を問わず、増えています。

特に今年はゴールデンウイーク10連休が強く影響しています。連休前に企業はひとまずは選考を終え、内々定を出します。当然ながら、10連休中に内定者フォローなどできるわけがありません。その影響で大量の内定(内々定)辞退が出ることも想定済み。内定(内々定)辞退が出て補充の採用を進めることも企業側は織り込み済みです。補充の採用を進める、ということは5月以降にも企業説明会を開催するところが多いことが想定されます。

こうした影響もあって、中ぶらりん就活生が思っている以上に今年はチャンスが多いと言えるでしょう。

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