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投信の運用成績 「インデックス型優位」の常識は疑え QUICK資産運用研究所 北澤千秋

2019/3/27

この結果を見る限り、国内の中小型株投信は長期で高いリターンを求めるなら有力な投資候補となりそうだ。ただし、直近1年では最もリターンが低いように、相場変動のリスクは大きい。

■インデックス型はリターンに大きな開き

インデックス型で注目したいのは、連動する指数によってリターンに大きな開きがある点だ。各期間で最も成績が良かったのは日経平均株価連動型で、5年リターンでは東証株価指数(TOPIX)型と1ポイント以上、JPX日経400型とは3ポイント以上の差があった。

東証1部の全上場企業を対象にするTOPIXは市場全体の動きを表す「市場インデックス」といわれるが、組み入れ銘柄は玉石混交で、指数の質には問題があるのかもしれない。逆にJPX日経400は自己資本利益率(ROE)が高い優良企業で構成しているはずだが、日本市場ではROEが株価を動かす要因として十分に浸透していない可能性がある。

この3指数に連動するインデックス型の平均をとって一つのアクティブ型投信と見なした場合、運用成績はアクティブ型全体の中でどのような位置づけになるのだろうか。5年リターンで見ると、日経平均型は407本中129位、TOPIX型は190位、JPX日経400型が326位だった。インデックス型で最もリターンが高い日経平均型と比べても、さらに成績が良いアクティブ型は120本以上あった。

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