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ネットで診断、自分に必要な保険 保障額や保険料表示

2019/3/26

写真はイメージ=PIXTA

インターネット経由で簡単な質問に答えるだけで、必要な保険や保障額などを調べられるサービスがあると聞きました。どのように利用したらいいですか。

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自分に適した保険の種類や保険料、必要な保障額などをネット経由で提示するサービスが相次いで登場している。保険代理店などで、対面で相談するのはハードルが高いと考えている人が利用しているようだ。

2018年4月に個人投資家向け情報サイト運営のミンカブ・ジ・インフォノイドはジャパン・デジタル・デザイン(東京・中央)と共同で「みんかぶ保険」の提供を始めた。家計簿アプリのサスケ・ファイナンシャル・ラボ(東京・千代田)も「ドーナツ」を開設した。

生命保険会社では楽天生命保険が2月から自社のサイトで、AIが自動応答するチャットボットを通じて回答者に適した自社の商品を提示する「AIアドバイザー」を開始。いずれも無料で利用できる。

使い方は簡単だ。ドーナツとAIアドバイザーは、性別や年齢など数個の質問に対して回答するだけ。例えばドーナツでは「自分が亡くなると経済的に困るのは誰ですか?」などに回答すると、死亡保険や医療保険など4種類の保険について、生保11社の商品からお薦めを提示する。

AIアドバイザーはネットのチャット機能を使って質問に回答すると、楽天生命が販売する死亡保険と医療保険、がん保険からお勧めが提示される。保険加入の目的から判断する方法もある。両社のサービスではいずれもネット経由で保険に加入できる。

みんかぶ保険は年齢と性別、家族構成などを入力すると、死亡保険や医療保険など必要な保険の大まかな種類と概算の月額保険料が表示される。7種の保険に関する追加質問に答えると、保障額や保険料を調整できる。

生命保険会社のサイトには年齢や性別などを入力して保険料や保障額を提示するシミュレーターがあるが、保障額などを自分で決める必要があり、保険に詳しくないと使いにくい面があった。3社のサービスではできるだけ専門用語を使わずに、必要な保障を調べられる利点がある。

ファイナンシャルプランナー(FP)の平野敦之氏は「少ない質問に回答するだけで本人に最適な保険を選べるとは限らない。実際に加入するかどうかは専門家に相談してから決めた方がいい」と助言する。自分に必要な保障をまず、ざっくりと把握するために活用するといいだろう。

ドーナツはFPに相談できる電話窓口を設けている。みんかぶ保険は地方銀行などの金融機関が導入している。

[日本経済新聞朝刊2019年3月23日付]

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