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年々感じる「体力の衰え」 その正体と予防のコツ

2019/4/8

年を取ると疲れやすくなるが、だからといって体を動かさないでいると…。写真はイメージ=(c)imtmphoto-123RF
日経Gooday(グッデイ)

体の健康を保ち、いつまでもパワフルに働くには、正しい運動と食事、そして休息のバランスが取れた生活が必要だ。そこで、著名なフィジカルトレーナーである中野ジェームズ修一さんに、遠回りしない、結果の出る健康術を紹介してもらおう。

今回は、年齢を重ねるにつれて衰えていく「体力」について。体力低下の原因は何か、予防のためにはどうしたらよいのかを聞いていく。

■疲れやすくなると、さらに体を動かさなくなる悪循環に

人は誰しも、年齢を重ねるとともに体の動きが悪くなる。いつものように電車に乗って会社に行き、また電車に乗って家に帰ってくるだけでも「なんだか体が重いな。疲れやすくなったな…」と感じるようになり、それにより「体力の低下」を自覚する。

体力が衰えたと思うと、今度はできるだけ疲れない方法で行動しようと考えがちだ。階段をあまり使わなくなり、歩いて10分の距離でもタクシーを使ったり、買い物は全部ネットで済ませたり…。

フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さんは「最近は生活が便利になり、日常の活動量が減っています。それが体力や筋力の衰えにつながっているんです」と指摘する。

日常の活動量が減ることで、筋肉が使われる機会が減る。すると血液の循環も活発でなくなり、筋力が衰えて、さらに疲れやすくなる…、という悪循環に陥ってしまうのだ。

それでは、体力を維持したり、あるいは衰えた体力を回復させたりするためには、どうしたらいいのだろうか?

「体力維持には、いかに疲れることをするかが大切なんです。まずは生活の中で楽をすることをやめて、積極的に体を使うことを心がけましょう。そのうえで運動をして、筋肉に普段の生活以上の刺激を入れることが効果的です」(中野さん)

■体力とは、「筋力」「心肺持久力」「筋肉の柔軟性」の3つ

そもそも、日常生活でよく口にする「体力」とはなんだろうか?

「体力は、『筋力』と『心肺持久力』、そして『筋肉の柔軟性』の3つを合わせた総合力だと言うことができます」と中野さんは説明する。

「体力がある状態というのは、筋肉を持久的に動かして力を出すために、心肺機能が効率的に働いて、たくさんの酸素を体内に取り込むことができる状態を指します。それに加えて、筋肉が適度な柔軟性を持っていることで、回復力が高くなります。逆に筋肉が硬いと、回復に時間がかかり、疲れやすくなったなと感じるでしょう」(中野さん)

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