Men's Fashion

課長・部長に昇進 立場にふさわしいおすすめスーツ

How to

百貨店バイヤーらに聞きました

2019.3.31

春は人事異動の季節。新年度に課長や部長に昇進・昇格するビジネスマンもいるだろう。組織を束ねる長ならば、やはりそれなりの「装い」がふさわしい。昇進スーツのおすすめは何か、東京都内の百貨店やセレクトショップのバイヤーに聞いた。

■伊勢丹新宿店 余裕と品格演出

年齢も40代になれば、企業内でそれなりのキャリアを重ねてきた人が多いはずだ。そんな男性にとっては、欠かせないのが大人の「余裕」だったり「品格」。伊勢丹新宿店のメンズテーラードクロージングバイヤー、稲葉智大さんがあげてくれたのはイタリアブランドの2点。

【写真1】デ・ペトリロのスーツ。価格は16万5240円。

2009年ナポリで創業したデ・ペトリロのスーツ=写真1=はこれから夏場にかけて映えそうなライトグレーのチェック生地。「見た目以上の軽やかな着心地は持ち前の高度な技術がなせるワザ」と稲葉さん。Vゾーンに光沢感のあるタイを入れればより一層、上品なスタイルが演出できる、という。

一方、ベルベストの明るめのブルースーツ=写真2=は重たい印象を与えがちなスーツのイメージを一新。さっそうと着こなすことで大人の風格を感じさせる1着になっている。

【写真2】ベルベストのスーツ。価格は28万7280円

イタリア北部、パドヴァで1964年創業のブランドで、一流メゾンのプレタポルテを請け負ってきた名門でもある。そんな上質感はそれなりのクラスの象徴として、欠かせぬ要素の一つだろう。