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世界最大級の時計見本市「バーゼルワールド」が開幕

時計

2020年から「ジュネーブサロン」と開催日程で連携

2019.3.22

世界最大級の時計・宝飾品の見本市「バーゼルワールド」が21日(現地時間)、スイス・バーゼルで開幕した。26日まで。1917年から続く見本市だが、腕時計 世界最大手のスウォッチグループ(スイス)が今回出展を取りやめたほか、競合の「ジュネーブサロン(SIHH)」と2020年から開催日程で連携するなど、大きな岐路を迎えたなかでの開催となった。

ゼニスは超高精度な新型オシレーターを搭載した「デファイ インベンター」(税別予定価格204万円、19年秋発売予定)を発表

事実上の初日となった報道公開日の20日から、各ブランドが競って新作を発表。ゼニスは2017年に発表した超高精度な新型オシレーター(発振器)を搭載した「デファイ インベンター」(税別予定価格204万円、19年秋発売予定)を発表したほか、シチズン時計は最高位コレクション「ザ・シチズン」から、前年に発表した年間誤差1秒以内のクオーツ式駆動装置(ムーブメント)の量産型を搭載した新モデル(税別予定価格80万円から、19年秋発表予定)を発表した。

シチズンは年間誤差1秒以内のクオーツ式駆動装置を搭載した新モデル(税別予定価格80万円から、19年秋発表予定)を発表

国際的な時計見本市としてはバーゼルワールドのほかに、カルティエやIWCを擁するリシュモングループ(スイス)を中心に毎年1月に開催されてきたジュネーブサロンがある。両者は2018年12月、日程を連続して開催することで合意、20年はジュネーブサロンが4月26日~29日、バーゼルワールドは4月30日~5月5日の日程で開催する。双方の主催団体は出展ブランドや来場者の利便性に配慮したとしている。

(バーゼル=平片均也)

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