MONO TRENDY

デジタルライフ

Wi-Fi 2階に電波を飛ばす最適な方法はどれ?

日経PC21

2019/4/21

Wi-Fiルーターを1階のリビングに設置した場合、2階の寝室などは電波が届きにくいことがある(写真はイメージ=PIXTA)

Wi-Fi(ワイファイ)ルーター(親機)から、パソコンやスマートフォンなどの子機までの距離が遠くなると、電波が弱くなり通信速度が著しく低下する。また、Wi-Fiルーターを1階に設置した場合、2階は距離に加え床板やはりなどの家の構造物に遮られて、さらに電波が届きにくい。もし、2階などの離れた場所でWi-Fiルーターからの電波状況が悪いなら、途中経路に中継機や「メッシュネットワーク(詳しくは後述)」を導入して、Wi-Fiの電波が遠くまで届くようにすればよい。

今回は、中継機やメッシュネットワークのメリットとデメリットを解説するとともに、一戸建ての1階にWi-Fiルーターを設置し、途中経路に中継機やメッシュネットワークを導入してWi-Fiの電波を中継すると、2階の通信速度がどのように変化するかを調べた。

1階にWi-Fiルーター(親機)を置くと、2階では思うような速度が出ないこともある。中継機やメッシュネットワークで、Wi-Fiの電波を2階に中継しよう

■届く範囲は20メートル程度、中継機は速度半分の弱点

Wi-Fiの電波は見通しの良い場所なら100メートル程度は届くといわれている。だが、宅内の障害物に妨げられたり周囲の電波状況にも影響されるため、実際はWi-Fiルーターを設置した場所から、半径20メートル程度しか届いていない。一戸建ての2~3階に当たり、Wi-Fiルーターから遠い部屋だと、電波が悪い状態になることは十分に考えられる。

Wi-Fiの電波は、Wi-Fiルーターを中心とした半径20メートル程度しか届かない。家庭内には電波を遮るものが多いためだ。画像はアイ・オー・データ機器の「Wi-Fiミレル」というスマホ用アプリを使い、テスト環境で電波がどこまで届くかを調べ可視化したもの

中継機はパソコンとWi-Fiルーターの途中経路に設置することで、Wi-Fiの電波を遠くまで届かせる機器。値段も5000円程度と手ごろなので、導入もしやすい。ただ、現在売られている中継機は、同じ周波数帯でデータの送受信が同時にできない仕組みだ。そのため、速度が半分になる。

現在販売されている11acの中継機は5GHz帯から5GHz帯、または2.4GHz帯から2.4GHz帯のように同一の周波数帯を中継すると、受信と送信を同時にできないため速度が半減してしまう

中継機の中身は、実はWi-Fiルーターとほぼ同じ。現在売られているWi-Fiルーターのほとんどには中継機モードがあり、それに切り替えれば中継機として利用できる。背面のスイッチか設定画面で動作モードを切り替えればよい。ただし、中継機モードで動作するWi-Fiルーターの設定画面を開くのには、ひと手間かかるので注意したい。もし、間違った設定をしてしまい、Wi-Fiルーターの設定画面が開けなくなったら、Wi-Fiルーターの動作モードを「ルーター」に戻すか、リセットボタンを使って初期化すればよい。

大半のWi-Fiルーターが中継機機能を持つ。中継機として使う場合はWi-Fiルーターの設定画面か、背面のスイッチで動作モードを切り替える。背面のスイッチは「WB」「CNV」「リピーター」など、メーカーによって名称が異なるので注意

MONO TRENDY 新着記事

MONO TRENDY 注目トピックス
日経クロストレンド
個店開拓の領域 QR決済事業者は3陣営に収れん?
日経クロストレンド
KDDI社長が先読み 5G時代はリカーリングが全盛
日経クロストレンド
コンビニを侵食 ドラッグストアは「小売りの王者」
日経クロストレンド
楽天OBがアットコスメでバカ売れ施策 その内容とは
ALL CHANNEL