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40代以降の不正出血 ホルモンバランスの乱れかも その出血は本当に月経?(上)

日経ヘルス

2019/4/1

(イラスト:進藤やす子)
日経ヘルス

月経が来たり来なかったり、量も以前とは違う……。こうした月経の変化は更年期によくある症状。一方で、月経だと思っていたら、不正出血で病気が隠れていたというケースも。1回目は、ホルモンバランスの乱れによって起こる出血について説明する。

◇  ◇  ◇

月経でもないのに出血したり、月経かと思ったらだらだらと長引く……。こんな症状は、不正出血の可能性がある。福島県立医科大学附属病院性差医療センターの小宮ひろみ教授は、「月経時以外に見られる出血を不正出血と言い、ホルモンバランスの乱れによるものを『機能性出血』、病気が原因のものを『器質性出血』と呼ぶ」と話す。

40代の更年期世代で頻度が高いのは、女性ホルモンの分泌が不安定になって起こる「機能性出血」だ。閉経が近づくにつれ、排卵が起こらない周期が増えることも影響している。

「排卵がないと、黄体ホルモンが分泌されず、子宮内膜がきちんとはがれにくくなる。結果、だらだらと出血が続いたり、子宮内膜が厚くなりすぎて一度にドッと出血したりする」と小山嵩夫クリニックの小山嵩夫院長は言う。

この場合の出血は、年齢なりの変化なので、一般的にはあまり心配はない。ただ「何カ月も続けば、貧血を起こすことも」(小山院長)。月経の変化をよく見ておき、不正出血があれば一度診察を受けておこう。図のセルフチェックも目安になる。

小宮ひろみさん
福島県立医科大学附属病院性差医療センター(福島県福島市)教授。1986年山形大学医学部卒業。山形大学医学部附属病院産婦人科などを経て2017年から現職。専門は、生殖内分泌、思春期、女性外来、漢方。同院漢方内科部長。
小山嵩夫さん
小山嵩夫クリニック(東京都中央区)院長。1968年東京医科歯科大学医学部卒業。同大学産婦人科講師、助教授を経て現職。更年期の患者の訴えに耳を傾ける診療を心がけている。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア理事長。

(ライター:及川夕子、構成:日経ヘルス 中西奈美)

[日経ヘルス2019年4月号の記事を再構成]

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