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週末レシピ 昭和カスタードプリンVS平成とろプリン

ハイブリッドプリンの材料

そこで、2つ目のプリンとして、平成派とプルプル派のいいとこ取りをした、スプーンを入れるとプルッ、口解けはトロッの両方を楽しめる、「ハイブリッドプリン」の作り方を伝授する。

<ハイブリッドプリン:材料(グラス4~5個分>
卵黄 4個 / グラニュー糖 大さじ6 / 牛乳 1カップ / 生クリーム 2カップ / 粉ゼラチン 小さじ4 / バニラエッセンスなど 適量

ゼラチンを使っているので、混ぜて冷やすだけ。オーブンを使わず、手軽に作れるのが魅力のひとつ。ゼラチンは、先に水でふやかしておこう。

<作り方>
(1)牛乳と生クリームを沸騰直前まで温め、ゼラチンを溶かす
(2)卵黄と砂糖を混ぜ、(1)を注いで、ザルなどでこす
(3)容器に流し、冷蔵庫で冷やし固めてできあがり

残った卵白は、捨てずに、中華風スープやみそ汁などに入れるとおいしい。

昭和の喫茶店や、百貨店の食堂での定番おしゃれデザート「プリン・ア・ラ・モード」=PIXTA

カフェ文化が根付いてだいぶたつが、その昔、喫茶店で定番のデザートといえば「プリンアラモード」だった。「カスタードプリン」がどっしりと鎮座し、おしゃれにカットされたフルーツが脇をかため、濃厚な生クリームでドレスアップ。最後に、真っ赤なチェリーがちょこんと添えられている。これこそ、昭和の「プリンアラモード」だ。トロトロのプリンはひっくり返せないので、適さないのだろう。

「ア・ラ・モード」とは、フランス語で「最新の」「流行の」を意味するため、「プリンアラモード」は、「最新式の流行プリン」ということになる。

フランスでは、プリンのことを「クレーム・ランベルセ」や、「クレーム・オ・キャラメル」と呼ぶ。それぞれの直訳は、「ひっくり返したクリーム」、「キャラメル添えクリーム」となるので、ひっくり返せないとプリンではない、キャラメルがないとプリンではない。ということか。

濃厚なカスタードプリンは、ワインにも合う=PIXTA

平成に入ってからは、なめらかなプリンが優勢で、「カスタードプリン」は「懐メシ」的な扱いを受けていた。ところが、近年では平成生まれに「新しい味」として認識され、カスタードプリンも盛り返しているようだ。

数年前、知り合いがオーナーを務めるワインバーで食べたプリンに衝撃を受けた。ガッチリとしつつも口溶けがよく、濃厚でなめらかなカスタードプリンに、かなり苦めのキャラメル。その苦みと甘みが交わり、ワインとの相性も抜群。オーナーいわく、プリンにエッジが立つような硬さを目指したと言う。もはや、昭和でも平成でもない。次世代派プリンと呼ぶにふさわしい。

色々なプリンを紹介したが、好みのタイプを、ご自身にあった方法で作って楽しんでほしい。もちろん、何種類も作って、味比べをするのもアリだ。クリームや、カラフルなフルーツをたっぷりとトッピングして「マイ・プリン・アラモード」を作ることもお薦めしたい。

(世界料理探究家 T.O.ジャスミン)

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