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グルメ・トラベル

水ぬるむ北総の小江戸 歴史的町並みを巡る千葉・佐原 水津陽子のちょっとディープ旅

2019/3/29

■巨木にパワーをもらう香取神宮の森を散策

JR成田線佐原駅から路線バスで約10分のところには、全国約400の香取神社の総本社「香取神宮」があります。本殿は元禄13(1700)年に江戸幕府によって造営。国の重要文化財にも指定され、美麗な建築でも知られています。

「佐原のさくら祭り」が開催される春の香取神宮(写真:香取市)

桜の季節には「佐原のさくら祭り」でにぎわいます。朱色の二の鳥居を囲むように咲く桜、その後ろには杉の老木が折り重なる神宮の森が広がります。香取神宮の境内には樹齢千年を超える御神木や、源頼義公の祈願により三又に分かれたといわれる三本杉など、多くの神秘的な巨木があり、その神々しいパワーに圧倒されます。

玉砂利の表参道には桜や楓が植えられ、道の両側には大きな灯籠が整然と並びます。神池を越えた先には総門、その先には本殿同様元禄13年に造営された美しい楼門、本殿の屋根はひわだぶき。手前の拝殿を含め、黒の漆塗りを基調として極彩色を取り入れた装いです。

裏手には「鹿苑」、旧参道から奥宮へ行く途中には、地震を起こす大ナマズを抑えるため地中深くまで差し込んでいるとされる「要石」、宝物館では国宝の海獣葡萄鏡も見られます。

バス停から二の鳥居までの間には参道商店会があり、食事や休憩、買い物などを。時間があれば、利根川沿いの鳥居河岸(津宮浜鳥居)も見てみたいところ。ここは香取神宮の御祭神である経津主大神が上陸されたと伝えられ、往昔の表参道口で大鳥居があります。

■40の商家が「お宝」や庭園を公開

佐原では、商家自慢のお宝を来訪者に見てもらう「佐原まちぐるみ博物館」を佐原おかみさん会が運営しています。ひなめぐりやお正月、竹灯りなど、季節の企画展も魅力。4月から5月は「佐原五月人形めぐり」が開催されます。

現在、市街地に点在する商家など40館が参加。それぞれの家に代々伝わる調度品や歴史ある蔵のたたずまい、庭園などを見て楽しめます。ひな人形や五月人形の中には江戸や明治時代の品々もあるとか。「佐原まちぐるみ博物館」と書かれた小さな木製看板が目印です。

「水郷佐原あやめパーク」ではこれからの季節、長さ70メートルの藤棚や、約300種と日本一の品種を誇るハス、400品種150万本のハナショウブが一面を覆う紫のじゅうたんなど、時期の花が見ごろとなります。

佐原へのアクセスは、成田からJR成田線で佐原駅まで30分ほど、歴史的町並みがある中心街へは駅から徒歩10分。JR東京駅から高速バスで佐原駅まで85分、香取神宮まで75分ほどです。バス会社によってルートが異なるため、詳細は運行会社などで確認ください。

※佐原駅と香取神宮間を運行する路線バスは両替できない便があります。あらかじめ小銭を用意してご利用ください。

[イベント情報]
佐原五月人形めぐり:4月13日~5月12日
水郷佐原あやめパーク「観藤会」:4月27日~5月6日
水津陽子
合同会社フォーティR&C代表。経営コンサルタント。地域資源を生かした観光や地域ブランドづくり、地域活性化・まちづくりに関する講演、コンサルティング、調査研究などを行う。

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