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20歳の頃

就職するなら業界1位 勝ち癖ある組織で学ぶ メルカリ取締役社長兼最高執行責任者(COO) 小泉文明氏

2019/3/25

僕が社会人1年目のときは「議事録魔」でした。先輩が言っている一言一言を忠実にメモして。「これはニュアンスがちょっと違う」とか、先輩から赤入れもしてもらったので、それが自分にとって良い“筋トレ”になり、鍛えられました。

■20歳のあなたへ
稼ぐ経験で自分の「値段」を考えてみよう

僕がよく学生に話すのが、どんなに小さくてもいいから組織のトップに立つというのをやった方がいいということです。マネジメントの経験は、社会人になって何年目でできるか考えたときに、どんなベンチャーでもやっぱり数年たたないと難しいですよね。大企業は一層難しい。でも人の上に立つことは、経験が物を言う面が結構あるんです。

リーダーというより、ビジネスマンになろうという人は、稼ぐ経験が大事かなと思います。最近起業する人は、学生時代にヤフオクとかで稼いだ人が多い。やはり安く仕入れて高く売るということは、商売の基本中の基本の行動なのです。

これからフリーランスが増え、働き方改革でサラリーマンの副業も普及し、終身雇用ではなくなるという時代だからこそ、アルバイトではない形で、自分で裁量を持って稼ぐことは必要だと思うんです。しかし日本人の副業で僕が一番問題だと思っているのは、自分の値決めをできない人が多すぎる。

結局あなたはいくらですか?と聞いて、「私はこの値段です」と言える日本人は少ない。前職はこうだったとか、大学生のアルバイトなら1000円とかではなくて、あなたの本来的な価値は何ですか?という問いに対して、たぶん答えを持ち続けることが必要になってくる。そのためには自分で稼いだ経験がないと、自分の「値踏み」ができないですよね。

小泉文明(こいずみ・ふみあき)
2003年早大商学部卒。大和証券SMBC(現大和証券)に入社し、新規株式公開(IPO)などを担当。06年ミクシィ入社、08年同社取締役。13年メルカリ入社、17年に現職。山梨県出身。

(安田亜紀代)

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