子2人が「留学したい」 夢かなえる家族総出の節約術家計再生コンサルタント 横山光昭

写真はイメージ=PIXTA
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「子供2人が留学を希望していますが、お金が足りません」。ワーキングマザーのKさん(41)が戸惑った表情で家計相談にやって来ました。教育熱心な家庭で、会社員の夫(45)とともに教育費に多くの支出を割いています。現在、子供2人は私立の中高一貫校に通学。高1の長女は大学で、中1の長男は高校で、それぞれ交換留学生として1年間、留学したいと言い出しています。夫婦は合計64万円弱の月収があるのに、収支は赤字。貯蓄残高は500万円です。このままの状態で多額の留学費を負担するのは難しい情勢でした。

私立中高通いでお金たまらず、この先の家計が心配…

子供が小学校のときは2人とも公立だったので、「今がため時」と踏ん張ってためました。しかし、長女が中学に進学したときから状況が変化。少し貯金が増えたら塾の夏期講習や車の買い替えに使い、お金がたまらなくなりました。子供が留学を希望するのは親として支援したい半面、「お金は足りるだろうか」と不安になっています。

そもそも、Kさんは1カ月間の支出状況を十分に把握できていません。「管理が面倒で、どんぶり勘定だった」「支払えるうちは大丈夫だろうと考えていた」という、夫婦共働きによくある構図でした。

そこでまず、支出状況をはっきりさせます。口座引き落としのものは通帳から、カード払いのものは明細から、現金払いのものは覚えている範囲で支出方法を聞き、家計表を作成します。聞き取った範囲では、月6000円の赤字。実際は、もう少し赤字が多いかもしれません。明らかに支出が多いのは、夫婦がこだわってきた教育費。食費や通信費も高額でした。

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