子2人が「留学したい」 夢かなえる家族総出の節約術家計再生コンサルタント 横山光昭

留学費用は、国や期間により異なります。夫婦に聞くと、子供から「留学の希望がある」との事実しか聞いておらず、具体的な国や費用を把握していませんでした。どんぶり勘定のKさんらしいですが、その計画は明確にしておく必要があります。高1の長女とは「一定割合を子供自身が負担する」などの交渉も必要でしょう。夫婦が今できることは、可能な限り貯蓄を増やし、本当に留学が決まったら費用をある程度支払える準備をすること。そのために、支出を減らせる部分を見つける必要がありました。

家族で節約を楽しむ 長女「塾の1科目をやめる」

まず見直すのは固定費。節約効果が持続するからです。通信は大手キャリア4台の端末を契約し高額になっていましたが、契約先のこだわりがないので、家族全員で格安スマートフォン(スマホ)に切り替えました。

変動費も節約できます。「インスタント食品は食べさせたくない」との思いから、子供の間食のため冷凍食品や総菜を多く購入。頻繁に外食し、食費がかさんでいました。急に支出スタイルを変えるのは難しいですが、無駄のない食材の買い方を計画したり、料理本を参考に子供と一緒に料理の作り置きをしたりと、レジャー感覚で楽しみながら生活費を抑える工夫をしました。

日用品は買いおきしている数を把握できるよう、買い足したらスマホで在庫の写真を撮り、過剰になりがちな分を抑えました。「節水シャワーヘッド」を買い、水道代とガス代を節約。シャワーを使うときにシャワーヘッドがいつも目に入るので、家族全員で「使わないときは水を止める」といった習慣が身につきました。自動車も近くをウロウロするだけの移動には使わないようにして、給油の回数を減らしました。

こうした節約行動を続けると、子供から反応がありました。長女が「留学のお金を蓄えるためなら」と考え、「学校の補習や自己学習でカバーできるから、塾の1科目をやめる」と言ってきたのです。これにより塾代の一部カットに成功しました。

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