肌寒い花見の夜 快適に過ごすアウトドアグッズ5選
桜が咲けば、お花見に繰り出したい人も多い。東京の4月上旬の最高気温は17度程度とだいぶ暖かいが、最低気温はまだ10度以下。夜はまだまだ寒い。お花見で暖かく、快適に過ごせるアウトドアグッズを紹介する。
ぬれた地面でも使える座り心地良いレジャーシート
アウトドア用品を多く取り扱っているコールマン。その取り扱いアイテムの「レジャーシート」は、インナーにウレタンフォームを採用し、座り心地を向上させているのが特徴。さらに、裏地が塩化ビニールのシートで防水性があり、表が起毛フリース地で肌触りが良く暖かいので、雨上がりで多少ぬれているような地面でも気兼ねなく使用することができる。
アウトドアメーカーらしい機能としては、四隅にペグを打てる穴があり、風でシートが舞うのを防げる。ロールアップして手持ちができるようなストラップハンドルが用意されているので、持ち運びに便利だ。
家族や友人たちと使えるレギュラーサイズ(約200×170cm、税込み3417円)と、2人で使えるミニサイズ(約140×90cm、税込み2435円)が用意されており、柄や色のバリエーションが豊富なのも嬉しい。
定番メーカーによる折りたたみ式の山用座布団
スリーピングマットなどで有名なサーマレスト。同社の製品はクッション性が高く断熱性も良いことで、定評がある。
「Z シート ソル」(税別2200円)は、同社のスリーピングマットにも採用されているクローズドセルマット方式の座布団。岩肌で使ってもお尻が痛くないほどのクッション性に優れ、アコーディオン方式に折りたためてコンパクトに収納することができる。アルミ蒸着による断熱で、冷えた地面の上に座っても暖かく過ごせる。
広がらないように留めるゴムバンドもセットになっており、コンパクトに収納できる。たたんでバッグのサイドポケットなどに突っ込んでおくといったことも容易だ。
座椅子にもマットにもなる便利アイテム
クレイジークリークは、1987年に米モンタナ州で創業し、折りたたみ式のレッグスチェア(座椅子)を中心に商品展開をしている。
「エアーチェア プラス」(税別1万7800円)は、エアマットタイプの折りたたみチェア。座椅子形状とスリーピングマット形状の2通りの使い方が可能。お花見では、地面にあぐらをかいて座るなど椅子がない場面も多い。そんなときに、座椅子があると体重も預けることができ、腰も痛くならないというわけだ。特に、空気を入れてマットを膨らませるエアチェアシリーズは、クッション性と断熱性に優れており、座り心地もよく、暖かく過ごせるだろう。
ユニークなのは、背面パッドを引き出して展開することで、51×178cmサイズのスリーピングマットとして使用できる点だ。キャンプなどでは昼間は座椅子、夜はマットとして使える。
柔らかく、肌触りが良い生地のブランケット
登山やキャンプ、自転車などアウトドアギアを幅広く取り扱うモンベル。アウトドア用に厳選された素材やつくりは、日常で使うアイテムとしても便利なものも多い。「シャミース O.D.ブランケット」(Mサイズ税別4000円)は、軽量で柔らかく、肌触りの良い「シャミース」を使用した薄手のブランケッド。シャミースは、人間の毛髪の10分の1という極細のマイクロファイバーを密に編んだ素材で、ストレッチ性に優れ、保温性と通気性を両立しているのが特徴。洗濯機で洗える手軽さもうれしい。
収納すればクッションとしても使用可能なので、暖かいときは座布団として使って、肌寒くなってきたら羽織るなどの使い方もできる。色合いもカジュアルなバリエーションが多いので、普段は自宅やオフィスで使用できる点も評価できる。
寝袋メーカーが作る暖かいダウンブランケット
イスカは、寝袋やスタッフバッグなどアウトドアギアで有名な日本のメーカー。「エア ダウン ブランケット」(税別5500円)は、720フィルパワーの羽毛を70g使用したダウンブランケットだ。わずか130gでコンパクトに収納できるのは寝袋メーカーならでは。
本格アウトドアでは、テントに敷いたり寝袋にかけて暖かさを追加するために使われるが、お花見の席では羽織ったり膝掛けとして使用することで肌寒さを防いでくれるだろう。
冷房のきつい夏場のオフィスなどで使ってもいいかもしれない。
(ライター 戸津弘貴)
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