働く女性の2019年春手帳 彩り鮮やか、手軽で高機能
今旬ときめきステーショナリー
働く女性におすすめの最新のステーショナリーや、旬の文具トレンドを詳しく深堀りで紹介する「今旬ときめきステーショナリー」。今回取り上げるのは「働く女性のための春手帳」です。3月・4月始まりの手帳を中心に、春からわくわくする新生活を送るための手帳を厳選して紹介します。
日本の老舗メーカーから、女性に向けた新ブランドが誕生!
手帳の老舗メーカーの高橋書店から、女性向け新作のブランドライン「torinco(トリンコ)」が新しく誕生しました。フォーマットは「torinco1(1日1ページ)」「torinco2(B6判マンスリー)」「torinco3(手帳判マンスリー)」の3種類があります。
今回その中で、特に注目したいのが「torinco3」です。大きさは縦長のスリムサイズなので仕事の移動や持ち運びに便利です。表紙は軽めのいわゆるペールトーンが採用されており、左からスモーキーホワイト・マスタードイエロー・ペールブルー・スモーキーブルー・セピアグレージュ・スモーキーピンクの全6色。スモーキーブルーは4月始まりから登場したカラーになっています。
マンスリーは日曜始まりが採用されています。最近は、月曜日始まりのスケジュール帳も増えてきましたが、元々は壁掛けカレンダーで日曜日始まりのものが主流でした。壁掛けや卓上カレンダーと始まりの曜日をそろえたいなど、開始の曜日は手帳を選ぶポイントの一つになります。また、スリムサイズなのでマンスリーに予定をたっぷり書くことができます。左端には月間のタスクやTODOを記入できるチェックボックスがあるので、その月のやることをまとめておくのに便利です。
マンスリーの次のページには、見開きでケイ線のメモのページが入ります。メモページを挟むことでマンスリーページに書き切れなかったことをメモページに書けるだけでなく、ペンの裏映りを防いでくれるというメリットがあります。
ケイ線メモの次に方眼メモがくるのが「torinco3」の面白いポイントです。マンスリー→ケイ線メモ→方眼メモ→マンスリー……という流れで各月が進んでいきます。ケイ線はメモ、方眼は図形やイラストなど好みに合わせて書き分けることができます。
また、手ごろな値段なのもうれしいポイントです。仕事のシフトやスケジュール確認にマンスリー手帳を使おうと考えていて、軽くて手軽な価格のものを探している方におすすめの一冊です。
サイズ:手帳判 156×91mm
値段:850円(税抜)
期間:2019年3月~20年6月
フォーマット:マンスリー
春らしいフレッシュなフルーツの柄の手帳
3月・4月始まりの手帳は12月・1月始まりの手帳に比べ、春らしいカラーや柄物など表紙のバリエーションが鮮やかなのが魅力です。LABCLIPの手帳は、フォーマットと表紙のデザインにこだわった手帳が豊富です。ビジネスシーンで使いやすいフォーマルなものから、花柄や雑貨調のテキスタイルなど様々なテイストがそろっています。
マンスリーやウィークリーなどフォーマットとサイズが豊富にありますが、中でもおすすめなのが「B6 ウィークリーホリゾンタルtype4」です。同じフォーマットで表紙のタイプは7種類あります。今回紹介している春らしいフルーツ柄だけでなく、ポケット付きのもの、トリコロールカラーなど自分好みに合わせて選べるのも魅力です。
LABCLIPの手帳は、クリーム色の紙が採用されています。そして、マンスリーは月曜始まりになっています。祝祭日には赤のスラッシュ模様が印刷されており、祝祭日が分かりやすくなっているのが特徴です。フォントや枠なども女性に向けたデザインになっています。
ウィークリーは「ホリゾンタルレフト」タイプになっています。ホリゾンタルとは週間の予定を管理できるフォーマットのことです。見開きの左ページに1週間の予定が書け、右ページがフリースペースのフォーマットの手帳のことを「ホリゾンタルレフト」と呼びます。左の1週間の予定ページには、ドットが2カ所打ってあるので縦に線を引くと1日の予定を午前・午後・プライベートなど区切って使うこともできます。予定とメモをしっかり使いたい方におすすめです。
また、同じ柄のレターセット・ノート・ポーチ・パスケースなどのアイテムもあるので、小物も同じ柄でトータルコーディネートすることもできます。
サイズ:B6 128×182mm
値段:1900円(税抜)
期間:2019年3月~20年5月
フォーマット:ウィークリー(ホリゾンタル)
新タイプのバーチカルフォーマットに注目
1999年に登場したマークスのデザインダイアリーシリーズは、「働く女性」に向けて開発をスタート。独自性の高いフォーマットや、ファッションイラスト。有名なデザイナーとのコラボレーションを行うなど、トレンドやカルチャーを押さえた手帳が多く人気が高い手帳です。
その中で注目したいのが今年の春から登場した新しいフォーマットの手帳「ママダイアリー シンプル・フラップ」です。表紙のカラーはネイビー・ベージュ・ピンクの3色で、バイカラーのシンプルなデザインが魅力です。収納に便利なポケットが付いているので持ち運びに最適です。
「ママダイアリー」は働くママのために作られている手帳で、手帳を使いやすくする工夫がたくさんあります。マンスリーは一日のマスが白・薄いピンク・濃いピンクの3色に区分けされています。区分けされることにより、自分の予定と家族の予定など、複数の予定を見やすく管理することができます。もちろんママでない方にもおすすめで、色別に仕事のプロジェクトを書き込んだり、仕事とプライベートと区別するといった使い方もできます。
ウィークリーのフォーマットは時間軸のないバーチカルになっています。マンスリーと同じ3つの色で一日が区分けされているので月間の予定と、週間の予定をリンクして書き込んでもOK。ページ左には週のTODOが書き込めます。ページ下部には、メモスペースも豊富にあるので、仕事の予定やメモをたくさん書き込みたい方におすすめです。検索に便利なカット式のインデックスも付いているので、月をまたいだ予定もめくりやすいので重宝します。
ママダイアリーウィークリーバーチカルシリーズは表紙の素材や、性能が違う4タイプがあります。今回紹介した「シンプル・フラップ」は、表紙のカバーに収納に便利なフラップポケットが付いているのが特徴です。メモやチケット、付箋や小物などちょっとしたアイテムを収納できるので持ち運びに便利ですよ。そして、巻末には暮らしに役立つ情報ページやヘルスチェックカレンダーなど、もしもの時に使うページも充実しているので、いざというときに力になってくれる手帳です。
サイズ:B6 190×137mm
値段:1800円(税抜)
期間:2019年3月~20年3月
フォーマット:ウィークリー/バーチカル
女性向けの上質なルーズリーフの手帳が登場
ノートやルーズリーフでおなじみのマルマンから、この春に登場した4月始まりダイアリーが「giuris(ジリウス)」です。バインダー&ルーズリーフタイプという新しいタイプの手帳になっています。
表紙は華やかなカラーと上質でソフトな素材でできており、ビジネスシーンでも使いやすいデザインなのが特徴です。カラーはイエロー・ライトピンク・ブルー・ネイビー・ベージュ・ディープブラウンの全6色。明るい色合いからシックなものまで、女性が使いやすいカラーが充実しています。
中は20穴バインダーになっています。見開きのマンスリーにはケイ線が印刷されていて、予定を書き込みやすくなっています。各月のインデックスもついており、3か月ごとに色合いが変化。四半期ごとに予定を管理することもできます。大きさはA5サイズなのでノート感覚でメモをたっぷりとることができます。
マンスリーの次のページはケイ線のメモページになっていて、各月マンスリーとメモが交互に入っています。中身の差し替えが自由にできるので、メモが足りなくなったら追加したり、目標の進捗管理や業務メモ、プライベートの予定など、ビジネスシーンだけでなく、普段使いまで自分好みにアレンジして使えます。ファスナー付きポケットもついているので、紙ものなどをまとめることもできます。
ルーズリーフの最大の特徴は情報をいつでも整理できることなので、ノートがかさばる時は既に使った月のリフィルを別のファイルに保存したり、月ごとではなくカテゴリーごとに分類するなど自分に合った使い方ができます。
サイズ:A5 182×230mm
値段:3000円(税抜)
期間:2019年4月~20年4月
フォーマット:マンスリー
働き方に合わせて手帳も一新!
春は部署異動や転職など、働き方が変わる方も多いかと思います。1月始まりのスケジュール帳を買ってなんだか使いにくいなと感じるときは、手帳のフォーマットが働き方と合わなくなっていることも。営業や打ち合わせなどが多いときはウィークリータイプ、その日の予定だけが分かり、細かい予定は必要ないときはマンスリータイプがおすすめです。春は色鮮やかな手帳も多いので、自分の好みに合わせた一冊を選んでみてはいかがでしょうか?
(文 やまぐちまきこ、写真 スタジオキャスパー)
年間300万PVを超える人気ブログ「フムフムハック」の編集長。文房具を中心に「読んでフムフム・ワクワクする」コンテンツを発信。雑誌やWEBで文具ライターとしても活躍中。フムフムハック https://www.fumufumu89.com/
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。
関連企業・業界