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World Food Watch

SNSで世界のファンを魅了 ブラジル菓子職人の活躍

2019/3/20

ブラジルで国民的人気を誇るパテイシエのディエゴ・ロザーノ氏

今、世界におけるパティスリー(洋菓子)界の勢力図を塗り替える勢いで人気急上昇中なのがブラジル人トップパティシエ、ディエゴ・ロザーノ氏だ。祖国ではスイーツを扱ったテレビ番組のプレゼンターとして国民的人気を誇る。

彼を語るときに「代名詞」のようについてまわるのが「インスタグラムのフォロワー40万人」「SNS(交流サイト)で絶大な人気」といったワードだ。日本にも店舗を持ち、世界的に超有名なパティシエ、ショコラティエ(チョコレート職人)のピエール・エルメやピエール・マルコリーニのインスタのフォロワー数がそれぞれ約28万人、約12万人(いずれも2019年3月現在)であることを考えると、SNSでのディエゴ氏の存在感は大きい。

先月は日本の百貨店の催事でその美しく芸術的なスイーツを披露し、日本のスイーツファンを歓喜させた。ブラジル大使館、ぐるなび、ぐるなび総研が主催する特別セミナーで講演をしたディエゴ氏に話を聞いた。

――パティシエになろうと思ったきっかけは? どのような形でキャリアをスタートさせたのでしょう?

パティシエになろうと思ったわけではなく、必要に迫られたというのが正直なところです。12歳のときに両親が離婚して、母が働くことになったので、私が家族の料理を担当しなくてはなりませんでした。料理の中でも自分の作るお菓子がおいしくて、お菓子の魅力にハマっていきました。

15歳で最初にベーカリーに勤め、スイーツの店やチョコレート製造工場で働いた後、サンパウロの「D.O.M」(編集部注:世界のベストレストラン50」にもランクインする有名なガストロノミー)のデザート担当になりました。

その後、自分のビジネスとしてボンボン(チョコレートで具を包んだ菓子)だけを作るショコラテリア(チョコレート専門店)を立ち上げました。これは工場というよりは手作りのブティックのようなお店です。その4年後にお菓子の作り方を教える学校をオープンしました。製菓学校を経営するようになってからはこちらが忙しくなって、3年後にはショコラテリアのほうは売却しました。

――では、現在のビジネスの中心は?

製菓学校の後はスイーツの専門雑誌を作りました。これが2つめの起業です。この雑誌は紙に印刷したものもありますし、ネットで読むこともできます。それと、パティシエが着る服や帽子、製菓用の道具を販売するオンラインストアも立ち上げました。

ですから、チョコレートのブティックを手放してからは「学校」「雑誌」「物販」の3本柱ですね。

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