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オトナのスキルアップ入門

朝の30分を自分時間に 4色ToDoリストで捻出 学びを成果につなげるための「ひとり朝活」主義(2)

2019/3/25

何が重要で、何が緊急なのかを書き出すのも朝活の大事な役割(写真はイメージ=PIXTA)

朝イチ30分の「ひとり朝活」でまずやるべきは自分の価値観を探ること、と説くのは「朝活」関連の書籍を多数出版している「朝活のプロ」池田千恵氏。毎日のイベントで、何が重要で、何が緊急なのかを見極めるのが朝活の大事な役割といいます。その具体的な実践法について、池田氏が解説します。

■忙しい人ほど疲弊する「働き方改革」のワナ

「一生懸命やっているはずなのに、なかなかうまくいかない」「このままでよいわけはないのは分かっているが、何をどうしたらいいのかわからないまま会社と家の往復で力尽きてしまう」

「働き方改革」という言葉をニュースで目にしない日はありません。私は企業の働き方改革推進や、社員の士気向上のための研修、コンサルティングを行っているため、経営側、従業員側双方のナマの声を聞いてきました。上記で挙げたように、根本的な解決策を見つけることができないまま目の前の仕事に追われているという意見を多く耳にします。

働き方改革は過渡期のため、具体的な施策となると「労働時間を減らす」ことばかりに終始しています。「テレワーク」「インターバル制」「在宅勤務」など、まず「ハコ」を整えようという発想が多いようです。経営側としてはまずは制度を作らなければ始まらないため仕方がない面はありますが、「ハコは用意したから、中身はよろしく」とばかりに、従業員の創意工夫に期待する「丸投げ」ではうまく回らないでしょう。

「仕事は忙しい人に頼め」とはよく言ったもので、処理能力が高く優秀な人に仕事がどんどん集中していくため、働き方改革で疲弊し、創意工夫などを考える余裕がないまま家と会社の往復となってしまいます。こうして優秀な人材が本来の力を発揮できないまま混乱し、ストレスが増え、その結果、生産性を上げるために着手した「働き方改革」で、かえって生産性が下がる、というパラドックスが起きるのです。

■「時間があったらやろう」は、たいていできない

本来「働き方改革」にとって最も重要なのは、今までの延長線上での「業務改善」ではなく、根本的に仕事の仕方を変え、「そもそも、私たちは何のために働くのか」という根本的なことを考える「思考改革」です。「そもそも」を考えるのはおっくうで、時間がかかるので、ついつい「忙しいから」と後まわしにしてしまいます。後まわしにすればするほどそのツケはたまってきます。「問題があるのは分かっているけれど、今は時間がない」「時間があったら考えよう」という気持ちだと、永遠に時間はつくれません。忙しさにかまけて自分のスキルを上げる創意工夫をおろそかにすれば、自分のスキルはさび付いてしまう可能性も高いのです。私たちがすべきは、会社の制度に不満を言うことではなく、一刻も早く自分自身の働き方を改革していくことなのです。

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