新社会人のお金戦略 自然に貯まる王道カードを選べファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢

写真はイメージ=PIXTA
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もうすぐ4月。新入社員として社会人の第一歩を歩み始める人も多いでしょうし、転勤などで住まいの環境が変わる人もいるかもしれません。住所が変われば見直したいのが支払い方法。支払い方を決めるだけで、日々「何も考えなくても貯(た)まる生活」を目指せると最高です。

基本は王道カードにまとめること

決済の見直しというと、年会費無料で還元率はどこでも1%以上のカード、いわゆる「王道カード」などにまとめ、カードの枚数は増やさない方がよいといわれます。これはカードが複数枚に分かれると引き落とされるタイミングも複数になり管理しづらくなることと、ポイントが分散することで利用最低ポイントに達せず結局使えないポイントをバラバラにためてしまうことになるためです。

そのため、カードの利用明細が家計簿代わりになるような、統一して使いたいカードに取りまとめることが重要になります。

特定の店舗では5%などの高めの還元が受けられるものの、その他の店舗だと還元率は0.5%程度、といったカードは多く、一見、魅力的にも見えますが、通常は王道カードに統一する方が有利になります。

例えば、5%還元を受けられる特定の店舗で年間5万円、それ以外の様々な店舗で年間50万円お金を使うとします。特定の店舗でだけ還元率が高いカードにまとめた場合、受けられるポイントは5000円相当(5万円×5%+50万円×0.5%)ですが、王道カードにまとめた場合に受けられるポイントは5500円相当(55万円×1%)になります。年間を通じて特定の店舗で買い物をする金額の割合が突出している場合は、その店舗でだけ還元率が高いカードにまとめるのも有効ですが、あまりお店に偏りなく消費をする場合は王道カードにまとめるのが合理的です。

通勤経路が変わるとサブカードが変わることも

もしこれまで自分がよく買い物をしていた店舗で特別に還元率が高くなるカードを保有している場合、新生活以降も同様にそのカードを使うことが有効なのか、カードを見直し、不要なものは解約候補とします。この時、新しいカードを入手して各種支払いの切り替えを終えてから、古いカードを破棄するようにしましょう。

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