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貯蓄は手取りの1割を目標に 給与とは別口座で管理を 新社会人 お金の常識(上)

2019/3/17

幸子 実家暮らしか一人暮らしにもよるわね。ファイナンシャルプランナー(FP)の畠中雅子さんは「実家暮らしなら手取りの4~5割は貯蓄に回したい」と話しているわ。ただ一人暮らしだと家賃や食費、光熱費などを捻出しなければならないので、「貯蓄は手取りの1割」と提案しているの。

良男 新入社員だと、何にどれだけ使っているかを把握するのも大変そうだな。

幸子 しっかり管理しないと「気づいたら全部使ってしまった」となってしまう危険もあるわ。慣れるまでは費目ごとに予算を立てて管理するのが得策よ。畠中さんは理想の支出割合として、家賃など住居費は手取りの30%、食費は15%、通信費や交際費などは5%などと目安を示しているわ。

 着実にためるにはどんな金融商品がいいのかしら。

幸子 勤め先に財形貯蓄制度があれば活用したいわ。財形貯蓄には使途を問わない「一般」、住宅費用に限る「住宅」、老後の年金とする「年金」の3種類があるの。住宅財形と年金財形は利子にかかる税金が貯蓄残高計550万円まで非課税よ。畠中さんによると、企業によっては財形貯蓄の利用者に奨励金を用意しているケースもあるそうなの。このほか、社員向けに一般の定期預金より高い金利で積み立てができる社内預金を持つ企業もあるので、勤め先に財産形成を支援する制度があるかどうかを確認したいわね。

 財形貯蓄や社内預金がない人は積立定期預金などをすればいいのかな。

幸子 積立定期預金も一つの選択肢よ。ただ、給与口座と貯蓄用の口座を同じにすると、つい引き出してしまう恐れもあるわ。ネット銀行などでは、他行などに開設した給与口座から、毎月同じ日に一定額を自動で自行の普通預金口座に入金するサービスがあるの。振替手数料は回数制限を設けてゼロにしているところが多いわ。普通預金に一定額がたまったら、金利の高い定期預金に預けたり金融商品を買ったりするのも手ね。

良男 でも、意志の弱い人だと、どんな口座でもついつい引き出して使ってしまうかもしれないよね。

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