Men's Fashion

信頼感演出するブラウン 責任あるミドルの好カラー

How to

色で楽しむスーツ図鑑(下)

2019.3.27

MEN'S EX

スーツの印象を決定づける、最も基本的なファクターが「色」だ。濃色のグレーやネイビーがその王道だが、“トーン”を変えることで、スーツの装いは品格を保ちながら新鮮にアップデートできる。今季は、ブラウンも注目株。まずは色から、自由にスーツを楽しもう。




ミドルエイジに必要な

信頼感を演出できる

ビジネススタイルのカジュアル化が進む中、王道のグレーとネイビーに次ぐ第三のスーツとしてブラウンが台頭中だ。優しさや柔らかさ、この人に任せておけば安心といった信頼感を演出できるブラウンは、責任ある立場のミドルに絶好のカラー。シルエットがモダナイズされた現在は、ブラウン特有の派手さや年寄りくささなどのイメージとは無縁で、今年はナチュラルカラーが旬なこともあり、着ているだけで垢抜けて見える新ジャンルになっている。中でもビジネスにお勧めなのが、墨色がかったスミブラウンスーツだ。グレースーツ感覚で着こなせ、オフィスにも馴染むこの色は、マンネリ気味のビジネススタイルに新風を吹き込んでくれるはずだ。

■LARDINI/ラルディーニ

色気も貫禄も両取りした

スミブラウンのソラーロ

玉虫色のソラーロスーツもグレー調のスミブラウンなら通勤用に現実的。色気のある生地に対して、チェンジポケット付きのジャケットや1プリーツパンツなど英国的な仕立ても旬を押さえている。白黒系でまとめた胸元もシックの極み。 14万9000円(シップス 銀座店)

シャツ3万3000円/ルイジ ボレッリ(バインド ピーアール) タイ1万6000円/ホリデー&ブラウン(ビームス 六本木ヒルズ) 鞄7万9000円/フェリージ(フェリージ 青山店) 時計110万円/ゼニス(LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス) タイバー(スタイリスト私物)