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文系理系分けず三兎も追う人材輩出 愛知県立旭丘高 愛知県立旭丘高校の杉山賢純校長に聞く

2019/3/17

愛知県立旭丘高校の杉山賢純校長

ソニーを創った盛田昭夫氏やトヨタ自動車の内山田竹志会長など、世界的な経済人を輩出してきた愛知県立旭丘高校。いまも毎年、東京大学、京都大学、地元の名古屋大学に合わせて100人を超える卒業生を送りこむ県内屈指の進学校だ。140年以上の歴史を持つ同校がいまだに輝きを放つのは、生徒の自主性を重んじる自由な校風と二兎(にと)も三兎も追うことを奨励する教育方針にあると杉山賢純校長は語る。

名古屋駅から中央本線で4駅、大曽根駅で降りて緩やかな上り坂を10分ほど歩くと、歴史を感じさせる旭丘高校の校舎が姿を現す。周辺には名古屋市立大学、東海中学校・高校など多くの学校が点在し、プロ野球・中日ドラゴンズの本拠地ナゴヤドームもある。

旭丘の前身は旧制中学時代の愛知一中で、当時は東京府立一中(現在の日比谷高校)、神戸一中(神戸高校)とともに「一中御三家」と呼ばれたほどの伝統校だ。ただ、雰囲気は非常に自由。教室をのぞくと、生徒たちはみな私服か、背中に学校名が入った運動着姿で授業を受けていた。

■伝統校でも雰囲気伸びやか 浴衣で登校の日も

男女とも学校指定の制服はあるが、見る限り誰も着ていない。杉山氏に聞くと、学校は「黙認している」のだという。いつごろから?と尋ねたら「私のころはすでにそうだった」。実は杉山氏も旭丘のOBだ。卒業は1979年というから「黙認」は少なくとも40年以上前からということになる。

杉山氏は「高校時代、制服で登校したのは入学式直後の数日間だけ。卒業式の前に急に制服が着たくなったが、もう小さくて着られない。あわてて新しい制服を買った」と照れ笑いしながら話してくれた。ちなみに女子生徒は、卒業式には大学生のような袴(はかま)で着飾ったり、七夕に浴衣姿で登校したりするのだという。

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