称賛したつもりが嫌みに howの意外な落とし穴デイビッド・セイン「間違えやすい英語」(60)how

Nancy: I'm glad to say that the proposal went well.
Hiroshi: How did you do it alone?
Nancy: Jim helped to prepare the presentation, so it was easy.
Hiroshi: That's great!

ナンシー:うれしいことに、提案は成功したわ。
ヒロシ:一人だけでどうやったの?
ナンシー:ジムが発表の準備を手伝ってくれたので、やりやすかったの。
ヒロシ:それはよかった!

このように、「どうしたら~できる(できた)のですか?」とニュートラルに方法を聞くだけの場合は、do(did)を使ってHow do(did) ...?と質問すれば、責めるような印象を避けられます。また、もし「可能」の意味を強く出したければ、be able toの表現を使ってHow are(were) you able to ...?などと言っても大丈夫です。

もっとも、howとcan(could)の組み合わせが、必ずしも批判じみた感じになるわけではありません。そのときどきの文脈やトーンによって意味は変わるので、「よくそんなことができるね!」と純粋な驚きを表すこともあれば、ごくふつうの疑問文になることも多々あります。たとえば、How can we get to the station?と言えば、ただ単に「駅に行くにはどうしたらいいですか?」と道順をたずねているだけですし、How can I help you?(どのようなご用件でしょうか?)は、店員さんがお客に向かって言う定番のあいさつです。

この際おさえておきたいhowの使い方

How dare she speak so informally to the company president? 彼女は社長に向かってよくもタメ口で話せるね。

*How dare ...?: よくも~できるね! この場合のdareは「ずうずうしく~する」といった意味の助動詞です。

A: This company is famous. この企業は有名だよ。

 B: Famous how? 有名って、どんな風に?

*... how?: どう~なの? 相手の言ったことを聞き返して、くわしい説明を求めるときの表現です。

A: Jane got promoted to department head. ジェーンは部長に昇進したよ。

 B: How about that? すごいね!

*How about that?: すごいね! 通常、How about ...?の形は、「~はどうでしょう?」と提案したり意見を聞いたりするのに用いられます。しかし、How about that?と言うと、相手から聞いた内容に感嘆するか、あるいは自分が伝えた事柄について「すごいでしょう!?」と相手に同意を求めることになります。

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