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転職先の選択を誤ると不本意な早期離職につながることも。写真はイメージ=PIXTA

転職先の選択を誤ると不本意な早期離職につながることも。写真はイメージ=PIXTA

転職時の会社選びは、自分のキャリア形成にとって極めて重要なカギを握る選択です。一方で、仕事を探す側の選択ミスは、企業にとっても想定外の離職という損失につながります。エン・ジャパンの人事担当者向け情報サイト「人事のミカタ」の調査によると、「自社の離職率が高すぎる」と考えている企業は41%にも上ります。転職後の不本意な早期離職を避けるために、どのような会社選びをすべきか。そのポイントを探ります。

ブラック企業はどう見分ける?

会社選びで最初に注意すべきことは、応募先企業がいわゆるブラック企業かどうかを見定めること。ブラック企業を明確に定義することは難しく、入社前に完全に見定める方法が確立しているわけではありませんが、ブラック企業の一般的な傾向を知り、照合することで、リスクを避けられる可能性は高まります。

チェック1.長時間労働が常態化していないか

極端な長時間労働が当たり前になっているケースや、賃金不払いやパワーハラスメントが日常化している、業務時間で実現できないような度を超えたノルマを強要されるなど、明らかに労働基準法に違反しているようなケースです。もし、このような企業に就職してしまった場合、上司を通じて会社に改善を求めていくのは現実的ではないことが多いため、できるだけ早期に職場と距離を置き、自分自身を守ることをお勧めしています。

チェック2.求人票と現実の労働条件が異なっていないか

入社段階で労働条件通知書の確認は欠かせない。写真はイメージ=PIXTA

入社段階で労働条件通知書の確認は欠かせない。写真はイメージ=PIXTA

転職活動の際に見ていた求人票や求人広告と、実際に入社してからの雇用条件の内容が異なる企業も要チェックです。こういうケースは事前に判別しづらいため、入社段階で「労働条件通知書」をしっかり確認して、疑問点や懸念点は早期にすり合わせすることが重要です。ここで重要なギャップが埋まらなければ、その段階で入社しない意思決定をすることも大切です。転職活動に苦労して時間がかかった場合など、どうしても対応が遅れがちになりますが、早めに決断したほうが、結果的に後悔が小さくなることが多いです。

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