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元「ほぼ日」篠田真貴子CFO、攻めの50代にワクワク

日経ARIA

2019/3/18

10年勤めたほぼ日のCFOを退任した篠田真貴子さん
日経ARIA

昨年、「ほぼ日」の最高財務責任者(CFO)を退任した篠田真貴子さん。ちょうど50歳だ。退任後1カ月もたたない頃、篠田さんにお会いした。きっと次のステージへの準備が着々と進んでいるんだろうなと思いきや、「今、ジョブレスなの!」とすがすがしい笑顔で無職を楽しんでいる。篠田さん、これから10年、どんな地図を描いているのですか?

■50歳で無職 これから何をやるんですか?

―― 2018年11月、10年勤めたほぼ日のCFOを退任しました。「50歳」という節目の決断に、同年代の働く女性たちの関心も集まっています。

篠田真貴子さん(以下、敬称略) 結果的に、「10年」「50歳」という区切りになりましたが、もともとそういう予定で考えていたわけでは全くないんです。縁あってほぼ日という会社でお役目をいただいて気付けば10年。その間、上場という大仕事にも立ち会うことができてとても濃く充実した40代を過ごしたのですが、ふと気付いたら「あれ、私、やり切ったかも」と思ったんです。

自分でもビックリしちゃって、正直、戸惑いました。「そういうことでいいのかな?」って3カ月くらい一人で熟考して、確信を持てた段階で(ほぼ日社長の)糸井重里さんと話をしたという流れでした。まさに「卒業」という表現がしっくりくるような感覚ですね。

―― その時点で、「次」についてはどのように計画を?

篠田 それが全くノープラン。

卒業といっても引き継ぎの仕事は簡単ではなくて、これにしっかり集中することが最後の仕事だと思っていたんですね。だから、次のことはあえて考えないでいようと決めていました。

ありがたいことに、退任のニュースを知って声を掛けてくださる方々はいらっしゃったのですが、全部、「在任中は一切考えられないので、辞めてからお会いしましょう」とお伝えして。

私、これまで5社ほど経験していますが、「次を決めないまま辞める」なんて初めて(笑)。

インタビューを受けている今(18年12月半ば)は、退任してちょうど3週間ほどたったくらいですが、まだ次は決めていません。一つの会社の所属を離れて、「ただの篠田真貴子」に立ち戻ったときに、何を感じ、何を志向するのか。いっぺん、まっさらな「更地」になってから、次を考えたいなと思ったんです。

前職の延長線上ではなく、バイアスなしのフラットな場所から、次の行き先を見つけたかった。若い頃の転職では、「一刻でも早く、自分を評価してくれるところに」あるいは「足りないスキルを身に付けられるところに」と急いで次を探していましたけれど、今は全く新しい境地にいます。

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