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まずはUber Eatsから サラリーマン副業を徹底指南 リブロ汐留シオサイト店

2019/3/8

その先は外国為替証拠金(FX)取引などのトレードでお金を増やし、最終的には、融資を受けて不動産投資で安定収入をつくるというのが本書が伝授する副業ストーリーだ。気軽さの度合いや初期費用、性格による向き不向きが最初に明示され、参照すべきサイトなどもおまけ情報として掲載する。

「入荷したのは1月の終わりで、2月に入ってからよく売れている」と店長の三浦健さん。先週はビジネス書ランキングの7位に食い込んだ。企画系の本で2月に訪れたとき紹介した『面白くならない企画はひとつもない』や『世界のビジネスエリートが身につける 教養としてのワイン』などの同店の売れ筋を上回っての順位だ。新書のランキングでは、月初に出たばかりの同アカデミー代表・小林氏が著者の『サラリーマン副業2.0』(PHPビジネス新書)も1位になっている。大手広告代理店の電通やIT大手のソフトバンクが本社を構える汐留は、脱会社志向のビジネスパーソンが多いのかもしれない。

■おなじみの売れ筋が上位を占める

それでは先週のベスト5を見ておこう。

(1)FACTFULNESSH・ロスリングほか著(日経BP社)
(2)メモの魔力前田裕二著(幻冬舎)
(3)学びを結果に変える アウトプット大全樺沢紫苑著(サンクチュアリ出版)
(4)サブスクリプションティエン・ツォ、ゲイブ・ワイザート著(ダイヤモンド社)
(5)the four GAFA 四騎士が創り変えた世界スコット・ギャロウェイ著(東洋経済新報社)

(リブロ汐留シオサイト店、2019年2月24日~3月2日)

1位の世界を正しく見る習慣を提示する『FACTFULNESS』は、重版が行き渡った1月下旬以降、定点観測で訪れたどの書店でも1位か2位という圧倒的な強さだ。2位の生き方にまで踏み込んでメモについて熱く語った『メモの魔力』も書店によるばらつきはあるが、上位が続く。3位の『アウトプット大全』は2018年8月の刊行で、本欄では11月に紹介した(参考記事「アウトプットこそ成長の源泉 精神科医が説く仕事術」)。効果的に交通広告を投入しており、衰えを見せない。4位は定額制のビジネスモデルを幅広く解説した翻訳書(参考記事「定額制のビジネスモデル 米専門家が膨大な事例で解説」)。5位にはITの4強が支配する世界に警鐘を鳴らした昨夏話題の翻訳書が再浮上した。

(水柿武志)

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