NIKKEIプラス1

4位 株価急落の際、証券会社が大口顧客にだけひそかに行った優遇措置
平成3年(1991) 正答率49.1%

(1)飛ばし (2)損失補填 (3)裏口座

証券会社が、株式や債券の売買で生じた顧客の損失を穴埋めする行為。バブル崩壊を背景に、大手証券会社による大規模な損失補填が相次ぎ発覚した。「証券取引被害110番」には一般投資家から怒りの声が殺到。証券取引法(現金融商品取引法)も改正され、罰則付きの禁止行為とされた。

バブル崩壊を肌で知る昭和生まれの正答率は高く、男性は50~70代で80%以上、女性も60%台後半に達した。一方で20代は男性39.7%、女性29.4%まで低下。平成生まれに限ると、「裏口座」との回答が39.6%で最も多かった。

答えは(2)

5位 二大政党の間に割って入る新興勢力のこと
平成24年(2012) 正答率52.1%

(1)第3極 (2)抵抗勢力 (3)新・新党

当時の民主党政権が解散に打って出た12年の衆院選。自民・公明両党の政権奪還が注目されるなか、みんなの党や日本維新の会などが二大政党の対抗勢力として「第3極」に名乗りを上げた。結果は自民が大勝して民主が大敗、第3極は一部選挙区で共倒れになるなど伸び悩んだ。

この年の新語・流行語大賞には「第3極」と同時に「維新」もトップテン入り。新党が乱立するなか、発信力の高い橋下徹氏と石原慎太郎氏が共同代表を務めた維新の印象は際立っていた。

答えは(1)

6位 褒めているような表現で実質は相手をけなすこと
平成4年(1992) 正答率53.5%

(1)ほめ殺し (2)ディスる (3)ヨイショ

広辞苑第七版には(1)「ほめて、その者を駄目にすること」(2)「誉(ほ)め言葉を連ねつつ相手を責めること」――とある。92年の流行語は後者の意味だ。

発端は87年。自民党総裁選を前にした竹下登幹事長(当時)が右翼団体から受けた「金もうけのうまい竹下先生を首相にしよう」などの街宣活動を指す。

後の公判で、金丸信元副総理の意を受けた東京佐川急便の渡辺広康元社長が暴力団幹部に活動封じを依頼していたことが明らかになる。そこから当時の街宣活動が「ほめ殺し」と表現されるようになった。

答えは(1)

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