出世ナビ

人事を変えるテクノロジー

新卒採用もAI予選 ソフトバンク、「HRテック」進化 ソフトバンク採用・人材開発統括部長 源田泰之氏

2019/3/13

ソフトバンクは、HRテックをどう進めようとしているのか。源田氏は「採用の効率化は第1フェーズ。そろそろ次のステップを試そうとしている」と明かす。それがネットで得られるES以外の情報も参考にすることだ。

「学生がやっている交流サイト(SNS)などの公開情報を集めて自動で分析し、ソフトバンクにマッチする可能性を点数化する――そんなことができないかと考えています」(源田氏)

■ES以外も「読まれる」時代に?

人事系のコンサルタントによると、転職が盛んな米国では似たような仕組みがすでにある。「タレントアグリゲーション(候補者のリストアップサービス)」と呼ばれ、人材サービス企業のエンテロなどが代表的な存在だ。エンテロはSNSなどの情報から「この人が転職する確率は何%か」などと算出するという。

HRテックが進歩すれば、「将来活躍する人」を見分けられるようになるかもしれない

ソフトバンクは、19年度の採用から学生のオープンデータ上の行動パターンや実際に応募する学生の傾向値など、様々なデータを結びつけた分析を始めたという。

この解析ツールを真に有用にするには、入社後の活躍ぶりとの相関関係まで、時間をかけてチェックしていく必要もある。それができれば、ある程度のデータに基づいて「将来活躍しそうな人」を選抜できるからだ。

源田氏は「ほかにも、たとえば内定を辞退しそうな人の特性がわかる可能性がある。そういう人を集めてインタビューし、その結果も組み合わせれば、辞退しそうな人への適切なアプローチ方法まで踏み込んで考えられるようになるかもしれない」と話す。

企業との直接のやり取り以外のことが判断材料になるのは、学生にとっては気を抜けない時代といえそう。ただ、企業側には「学生に対する理解を深め、より適切な接し方ができるようになる」(源田氏)との期待も大きいようだ。

(安田亜紀代)

「人事を変えるテクノロジー」記事一覧

管理職・ミドル世代の転職なら――「エグゼクティブ転職」

5分でわかる「エグゼクティブ力」
いま、あなたの市場価値は?

>> 診断を受けてみる(無料)

「エグゼクティブ転職」は、日本経済新聞社グループが運営する 次世代リーダーの転職支援サイトです

NIKKEI 日経HR


出世ナビ 新着記事

ALL CHANNEL