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新卒採用もAI予選 ソフトバンク、「HRテック」進化 ソフトバンク採用・人材開発統括部長 源田泰之氏

2019/3/13

2018年に行われたインターンシップの様子=ソフトバンク提供

AI導入にあたっては、判定の精度を上げるためにいくつかの前提を置いて臨んだという。ひとつは、ベテランの人事担当者の「的確さ」への信頼。ベテランが過去に確認したESだけを学習データとしてワトソンに読ませたという。さらに変化の激しいIT(情報技術)業界では、使われる言葉も変わっていくため、直近のデータだけを読ませるといった工夫も凝らしたという。

■誰かのESをマネしたら… AIは見抜く

源田氏によると、AI導入の効果は効率化以外にも出ているという。まずは公平性だ。「人の目だと、どうしてもばらつきが出るかもしれないが、ワトソンでは一律に判定できる」(源田氏)

人の目の及ばないところまで判断材料にできるという意味でも威力を発揮する。たとえば、先輩のエントリーシートをまねしたようなケース。源田氏は「人は全てのエントリーシートを覚えていられないが、ワトソンならできる。類似率が出るので、『ずる』を防止できる」と明かす。

人のようなばらつきが出ないのがAIの特徴

AIによる判定導入をためらう企業も多い。「学生から否定的な反応が出ると企業イメージが下がるリスクがある」(大手食品メーカー)からだ。

源田氏も、その懸念は意識していたが、「ネットの掲示板なども頻繁にチェックしているが、否定的な意見はあまりなかった。『どんな分野でもITを使っている会社って面白い』というような肯定的な反応が目立った」という。

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