黒川芽以 「婚活美人」が肌身離さず持つバッグ

中学2年から「婚活」のアンテナは張ってきました

2019年3月23日公開の主演映画は「美人が婚活してみたら」。17年公開の松岡茉優主演作「勝手にふるえてろ」をヒットさせた大九明子監督が、まんがアプリで人気のコミックエッセーを映画化した作品だ。黒川さんは不倫ばかりの恋愛に疲れ、32歳で婚活を始める美人ウェブデザイナー・タカコを演じている。

愛用しているペンは、パイロットの「消せる筆記具」フリクション。自分と監督の演技プランが違っても、台本の書き込みを修正できるところが魅力だという。「私は自分のセリフをペンで囲むんですけど、フラットな会話劇の時は黒、男女の会話だったら赤、落ち着いた役の時は青で囲んだりします」

「まずタイトルの『美人』をプレッシャーに感じました。『大丈夫ですか、私で』と(笑)。私は美人と聞いて、キャリアウーマンで、恋愛でもモテまくって、『男は自分から捨てるよね』みたいなこと言う人をイメージしてたんですけど、原作を読むとそうじゃなくて。大九監督も『美人を演じなくていい。等身大でいいんだよ』と言ってくださったので、ホッとしました。それに作品のベースは、タカコが婚活を通して自分自身を発見していく物語。男性も女性も、30歳くらいで1度立ち止まって、『自分って何だろう?』と考える揺らぎの時間があると思うんです。そこに私は共感して、すごくリアルな物語だなと思いました」

大九監督は芸人だったこともあり、独自のユーモア感覚を持つ。演出も独特だったという。

「例えば待ち合わせのシーン。公園にカエルの噴水があったので、それを見ながら待とうという話になったんですよ。そこで『カエルのマネして、口をパクパクしてみて』と言われて、『これはどういう演出なんだろう?』と思ったり(笑)。ほかにも『ここでピョンピョン跳ねてみて』とか『ここでちょっとポーズをキメてみて』とか言われることもあって、最初は戸惑いました。でもやってるうちに楽しくなってきて、『これはもう大九さんに全部任せて、今までにない部分をたくさん引きだしてもらおう』と思いました」

「美人が婚活してみたら」より。これも待ち合わせ場所の一つ。(C)2018吉本興業

劇中ではマッチングサービスで出会った男性とデートしたり、シングルズバーでバツイチ歯科医に惹かれたりと様々な婚活模様が描かれる。タカコと同い年の黒川さんは、婚活に興味は?

「私自身はまだ、婚活バーに行ったことはないです。というか、合コンすらしたことがないので(笑)。でも中学生の時から結婚願望はあって、20代の時は『30歳になるまでに結婚したい』、30歳を超えてからは『35歳までには!』と思ってきました。たぶん35を超えたら、『40までには!!』となるのが目に見えてます(笑)。とにかくアンテナはずっと立てて来たので、婚活自体は中学のときからしていたのかもしれないです。

私のアンテナが動く人は、年齢とともに変わってきましたね。昔はタカコと同じように刺激を求める傾向が強かったんですけど、今はもう、刺激はいらないかな(笑)。昔から変わらないのは、目がまっすぐな人が好きだということ。趣味でも仕事のことでもいいんですけど、話が熱くて、目で射抜かれる人っていうのがいるんですよ。そういう、情熱を持っている人がずっと好きです。プラス、自分より相手のことが大好き、みたいな人がいい。よく年上の女性に『女はね、愛されてナンボだよ』と言われてきたんですけど、それが最近、ひしひしと分かってきた。愛されてナンボです(笑)」

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