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黒川芽以 「婚活美人」が肌身離さず持つバッグ

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NIKKEI STYLE

作家性の強いミニシアター系映画で数多くのヒロイン役を務めてきた黒川芽以さん。今回、悩みに悩んで持ってきてくれたのは、自身の名前と同じ「MEI」と書かれたバッグだった。

ちょっぴり恥ずかしくも、ちょうどいい「MEI」のバッグ

「この取材のお話をいただいて、『自分にとって大事なモノは何だろう』と考えてみたんです。でも全然、思いつかなくて。そんな自分に、自分でびっくりしましたね。

これまで登場されたみなさんのモノを見ると、願掛けにモノを持っている方も多いじゃないですか。初めての出演作のときに持っていたから、みたいな。でも私は6歳から仕事をしているので思い出せない(笑)。人に見せられない日記を付けていたこともあるんですけど、さすがにそのノートは見せられない(笑)。今、ちょうど引っ越し前でダンボールにモノを詰めてるんです。その作業をしながら『最初にしまったモノが大事なものなのかな?』と思ったり、『いや、最後までしまわなかったものが大事なものかな』と思ったり。そんなふうにいろいろ考えても、浮かばない。『何で私、こうなんだろう?』って、自分自身について、いろいろ考えさせられました」

考えたあげくに持ってきてくれたのは「この1年ぐらい、肌身離さず持っているモノ」。米カリフォルニア州生まれのアウトドアブランド「MEI」のショルダーバッグだ。

「私は撮影現場に行く時、ラフな格好で行くことが多いんです。ユニクロのグレーのスウェットで行って、『こんな女優は初めてだ!』って驚かれたぐらいラフ(笑)。それはフラットな状態で入った方が、ちゃんと役に染めてもらえるからなんです。だからカバンもできるだけ小さくて、ラフに持てるものがいい。

このカバンは大きさが神がかっていて、本当にギリギリ、台本が入るサイズなんです。そしてナイロン製なので軽くて、汚れにも強いので、ポイッと置いても大丈夫。斜めがけできるところも好きですね。なぜか落ち着くんですよ、斜めがけが。両手が空いて自由になるからかな。私、自由を求めているのかな?(笑)。モノを通して性格とかも見えて面白いですよね。

仕事のときだけでなく、気に入って普段も使ってます。ただ買うまで、1~2カ月悩みましたね。なぜなら自分の名前の『MEI』が入っているから(笑)。たまに『これ?オリジナル?』って聞かれるんですけど、これをオリジナルで作ってたらヤバい。自意識が強いと思われる(笑)。今でもたまに人の目が気になって、気付いたら『MEI』が見えないように前後を逆にして持っていたりします。そういう恥ずかしさのさじ加減も含めて、このバッグ、けっこう面白いなと思ってます」

中学2年から「婚活」のアンテナは張ってきました

2019年3月23日公開の主演映画は「美人が婚活してみたら」。17年公開の松岡茉優主演作「勝手にふるえてろ」をヒットさせた大九明子監督が、まんがアプリで人気のコミックエッセーを映画化した作品だ。黒川さんは不倫ばかりの恋愛に疲れ、32歳で婚活を始める美人ウェブデザイナー・タカコを演じている。

「まずタイトルの『美人』をプレッシャーに感じました。『大丈夫ですか、私で』と(笑)。私は美人と聞いて、キャリアウーマンで、恋愛でもモテまくって、『男は自分から捨てるよね』みたいなこと言う人をイメージしてたんですけど、原作を読むとそうじゃなくて。大九監督も『美人を演じなくていい。等身大でいいんだよ』と言ってくださったので、ホッとしました。それに作品のベースは、タカコが婚活を通して自分自身を発見していく物語。男性も女性も、30歳くらいで1度立ち止まって、『自分って何だろう?』と考える揺らぎの時間があると思うんです。そこに私は共感して、すごくリアルな物語だなと思いました」

大九監督は芸人だったこともあり、独自のユーモア感覚を持つ。演出も独特だったという。

「例えば待ち合わせのシーン。公園にカエルの噴水があったので、それを見ながら待とうという話になったんですよ。そこで『カエルのマネして、口をパクパクしてみて』と言われて、『これはどういう演出なんだろう?』と思ったり(笑)。ほかにも『ここでピョンピョン跳ねてみて』とか『ここでちょっとポーズをキメてみて』とか言われることもあって、最初は戸惑いました。でもやってるうちに楽しくなってきて、『これはもう大九さんに全部任せて、今までにない部分をたくさん引きだしてもらおう』と思いました」

劇中ではマッチングサービスで出会った男性とデートしたり、シングルズバーでバツイチ歯科医に惹かれたりと様々な婚活模様が描かれる。タカコと同い年の黒川さんは、婚活に興味は?

「私自身はまだ、婚活バーに行ったことはないです。というか、合コンすらしたことがないので(笑)。でも中学生の時から結婚願望はあって、20代の時は『30歳になるまでに結婚したい』、30歳を超えてからは『35歳までには!』と思ってきました。たぶん35を超えたら、『40までには!!』となるのが目に見えてます(笑)。とにかくアンテナはずっと立てて来たので、婚活自体は中学のときからしていたのかもしれないです。

私のアンテナが動く人は、年齢とともに変わってきましたね。昔はタカコと同じように刺激を求める傾向が強かったんですけど、今はもう、刺激はいらないかな(笑)。昔から変わらないのは、目がまっすぐな人が好きだということ。趣味でも仕事のことでもいいんですけど、話が熱くて、目で射抜かれる人っていうのがいるんですよ。そういう、情熱を持っている人がずっと好きです。プラス、自分より相手のことが大好き、みたいな人がいい。よく年上の女性に『女はね、愛されてナンボだよ』と言われてきたんですけど、それが最近、ひしひしと分かってきた。愛されてナンボです(笑)」

写真も動画もゲームも「編集」に凝ることが大好き

趣味は写真で、「昔はフィルムにもこだわって撮っていた」という。最近買ったカメラはアクションカメラ。小型・軽量で人気の「GoPro HERO7」だ。

「よく現場の裏側を撮って、思い出の動画みたいにして配ってるんです。この間、舞台をやっていたときは『初日が開けました~』って楽屋にお邪魔して、共演の方を撮ったりしてましたね。そうして撮った素材を編集するのが、また大好きなんですよ。写真も編集して、写真集を作ることがご飯を食べるのも忘れるぐらい楽しかった。ゲームもそうなんです。PlayStation用の『グレイトヒッツ』(1998年発売)というPV(プロモーションビデオ)を作るゲームがあって、カメラワークやライティング、エフェクトなんかも全部自分の好きなようにできて楽しかったんです。もし、ものすごい大金を手に入れたら、その『2』か、アプリ版を開発したいくらい好きでした」

2019年は「美人が婚活してみたら」をはじめ、映画やドラマの公開ラッシュ。忙しい日々を乗り越える活力源になっているものとは?

「最近、頼ってくれる人が増えて、20代くらいの子が悩み事の相談に来てくれたりするんです。もちろん自分の手だけじゃ救えないことは分かってるんですけど、ちょっとでも力になれたらうれしいので、120%の力で聞きたい。そんなふうに『誰かのためになれること』が増えて充実感を感じられることが、今の私の活力になってますね。

30歳を超えてから、自分を縛るものが少なくなって、仕事もプライベートも、どんどん楽しくなってきました。だから昔に戻りたいと思うことがほぼないし、大事なモノを見て、物思いにふけるようなこともない。……ああ、それで大事なモノが見つからなかったのかもしれないですね。私、今、過去を振り返らない女だから(笑)」

黒川芽以
 1987年生まれ、東京都出身。93年、6歳でCMに出演。97年にドラマデビュー。以降、映画、ドラマ、舞台で活躍。主な出演映画に「グミ・チョコレート・パイン」(07年)、「ボーイズ・オン・ザ・ラン」(10年)、「愛を語れば変態ですか」(15年)、「二十六夜待ち」(18年)など。19年の公開作に「21世紀の女の子『セフレとセックスレス』」「はずれ家族のサーヤ」「僕に、会いたかった」「ダンスウィズミー」などがある。1月から放送のNHK土曜ドラマ「みかづき」にも出演した。

美人が婚活してみたら

不倫を繰り返し、独身のまま32歳になったウェブデザイナーのタカコが、親友の勧めで婚活サイトに登録。美人のため交際希望が殺到するが、いずれもクセの強いおじさんばかり。しかしマッチングサービスが紹介してくれた商社マンの園木は年齢も近く、優しく真面目で好印象。さらにシングルズバーで出会ったイケメン歯科医・矢田部にも惹かれるタカコ。2人の間で揺れる、美人の婚活の結末は? 監督・大九明子 脚本・じろう(シソンヌ) 出演・黒川芽以、臼田あさ美、中村倫也、田中圭、村杉蝉之介、レイザーラモンRG、矢部太郎(カラテカ)、成河 2019年3月23日(土)全国ロードショー

(文 泊貴洋、写真 藤本和史)

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