自分の成長、カギは快適ゾーンからの脱出 岩田ヘレン

日経doors

どうしたら自分はもっと成長できるのか?(写真はイメージ=PIXTA)
どうしたら自分はもっと成長できるのか?(写真はイメージ=PIXTA)
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どうしたら自分はもっと成長できるのか? いつもネガティブに考えてしまうのはなぜ? いつも忙しい。どうしたらもっとゆとりを持てるのか? 働く女性のこんな疑問に、企業研修のほか、オンラインで日本や海外のビジネスパーソンをサポートしているコミュニケーションコーチ、岩田ヘレンさんがじっくり答えます。

快適な領域から一歩踏み出すのが成長への道!

今この記事を読んでいるあなたにとって、どうすれば自分がもっと成長していけるのかは、とても重要なテーマですよね?

そこでお話ししたいのは、誰もが持っている「comfort zone(快適ゾーン)」と、自己成長との関係についてです。

「快適ゾーン」とは、自分が安心していられる領域のことです。いつもしていること、いつも行っている場所、いつも会っている人、いつも食べているもの……。その領域にいる限り安心していられますが、自分が「大きく成長した!」と感じることはあまりありません。

私は以前、マッキンゼー・アンド・カンパニーという経営コンサルティング会社の日本支社に勤めていました。マッキンゼーに入社した当初、周囲はピカピカの経歴を持つ素晴らしい外国人と日本人ばかり! 会議では気後れするし、間違ったことを言ってしまうのが怖くて、発言などなかなかできませんでした。でも、それではいけないということは分かっていました。

会議で発言しなくては評価されないし、何よりも意見を出さなければチームに貢献できません。そこで、まずは少人数の会議の席で、勇気を奮って発言してみたのです。その結果は……大丈夫でした! 何ともありませんでした。

そこで次は、もう少し人数の多い会議で意見を言ってみました。これも全く問題ありませんでした。少しずつ大きな場で発言ができるようになり、ついには社員全員が参加する大きな会議(大手外資系企業では「Townhall」と呼んでいる会議です)で、上司が「ヘレンも絶対何か言うだろうから、どうぞ」と私にマイクを渡してくれたのです。最初の状態と比べると、ものすごい違いですよね。「快適ゾーン」から一歩ずつ踏み出してみることを続けたら、確実に大きく成長したのです。

自分の快適ゾーンから少しだけ踏み出して…
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