スラックス選び テーパードラインと9分丈で脚長に

■テーパードとセンタープレスがポイント

ところで、スラックスのキモと言えばシルエット。詳細な投稿分析に入る前に、ここで太田さんにシルエットがきれいとはどういうことなのかを尋ねた。

「シルエットがきれいかどうかというのは、例えば食べ物がおいしいかおいしくないかと似ていて、その人の主観による部分が大きいです。だから、お客様が納得してくださることが何よりも重要です」と解説。その上で、「ただ、強いて言うならテーパードしたラインは、脚が長く見えます。特にラインがきれいに見えるのは、9分丈。裾にシワがよらないのがポイント。さらに、センタープレスがあると品のある印象になるし、大人っぽく映ります」とのアドバイスだった。

■ユーザーはシルエットに敏感

あらためて整理すると、パンツはシルエットが命と言われているだけあって、ユーザーもシルエットについて敏感だ。投稿でも「少しワイド」や「きれいに見える」といった言葉が添えられてることが多い。あるユーザーは「足が太いので、太ももにゆとりのある」といった細かな条件を加えていた。それに対して、ショップスタッフからは、正統派のテーパードシルエットのものが提案されていた。

ウール系のミックス素材を使った、薄っすらと柄の入った一本。きれいなテーパードラインと、ダブル仕様の裾によって、上品な印象を与えてくれる(YELLOW RUBY(イエロールビー) / Mix Slim Slacks / 12,960円税込み)

また、デザインがシンプルであるほど、シルエットの良しあしが目立つ。

コットン100%の生地、ストレートシルエット、センタープレスと、シンプルなデザインが目を引く一本。だが、バックには箱ポケットを採用し、ちょっとしたところで遊びをきかせているのが面白い(STILL BY HAND(スティルバイハンド) / 1タックセンタープレスストレートパンツ / 17280円税込み)

■イージーパンツ仕様のスラックスなら一挙両得

楽なパンツを求めるユーザーも多い。だが、楽なパンツというと、パジャマのような、オンで着るにはリラックス感が強すぎるものを想起してしまいがちだ。それを受け、ショップスタッフが提案したのが、スラックスのような面持ちでありながら、イージーパンツの楽な履き心地を兼ね備えたアイテムだ。ビジネスカジュアル用のパンツと言っても問題なさそうなシルエットのパンツは、ユーザーからの支持も厚かった。

きれいなシルエットラインにセンタープレスが入ったスラックスデザインでありながら、ウエストにゴムを配した楽な履き心地が魅力の一本。実力のあるファクトリーブランドが手掛けているだけあって、お値段対してのクオリティーが高い(CELLAR DOOR(セラードアー) / イージースラックス / 9,720円税込み)

文:FACY編集部 齊藤 峻(https://facy.jp/)

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