マネー研究所

七転び八起き

高度成長期に勉強で株購入、50年以上市場ウオッチ

2019/3/11

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回はまことくん(77) 野球観戦が趣味。毎年仕事にかこつけて米国に行き大リーグを観戦する「大谷翔平・田中将大応援団」

■1966年~

まことくん 自分が興味の持てない商品はたいがい損する 

大学卒業後、父親が経営する問屋に入社。親の世代の集まりに参加するといつも株の話をしており、興味を持ったのが投資を始めたきっかけだ。株は経済の先行きのバロメータと言われ、勉強にもなると思った。初めて買ったのは日本通運(9062)。高度経済成長期で荷動きは活発になると考えた。10年ほど保有したが、含み益が出ていたので全て売った。

■90年~

当時はバブル絶頂期。銀行が不動産投資やゴルフの会員権などをよく勧めてきた。彼らはお金を借りてでも投資すべきだと言ってきたが、株高も限界がきていると思い、誘いに乗らなかったのが結果的には幸いした。ただ、証券会社がよく投資信託のセールスにくるため試しに買ってみたところ、最初は上がっても売り時がわからず、結果として値下がりしてしまった苦い経験もある。営業マンが勧めてきたものはたいがい損をし、自分がいいと思わなければ失敗すると学んだ。

■2009年~

みずほフィナンシャルグループ(8411)株を購入した。証券・信託も交えた総合力を生かした収益拡大に期待したが、その後のシステムトラブルやマイナス金利政策など悪材料が相次ぎ、現在は含み損を抱えている。ただ、金融は日本経済のためにも復調しないといけないので、応援の意味もこめて保有し続けるつもりだ。配当利回りが高いのも魅力だが、仮に減配でもしたら売るつもりだ。

■19年~

米中貿易摩擦の影響で紙の製造に使う古紙が値下がりしているとの報道をみて、原料費低下が見込める王子ホールディングス(3861)など製紙株を買った。現在考えているのは不動産投資。相続を考えなくてはならない年齢になったのが理由だ。足元ではレオパレス21(8848)やスルガ銀行(8358)などの問題発覚で様子見だが、適正価格の物件が見つかったら投資しようと思う。

[日経ヴェリタス2019年3月3日付]

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