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発酵バター使ったクロワッサンに大行列 川崎・新丸子

2019/3/11
クロワッサンの表皮はサクサク、中身はふんわり

プレーンの「クロワッサン」は手作業できっちりと折り重ねられた層が、見た目にもくっきりとわかるほどフォルムが美しい。

フランス産発酵バターをたっぷり使ったクロワッサンは口にするとホロっと層が崩れ、鼻腔(びこう)をくすぐる芳醇(ほうじゅん)なバターの香りがたまらない。中身はじんわりとしたバターのコクを感じさせながらも、軽やかでしっとりしている。サクサクの表皮とふんわりした中身とのバランスが絶妙だ。

同店のクロワッサンで一番特徴的なのは、湯種(小麦粉を熱湯でこねたもの)を使っているところだろう。

湯種には甘みの強い北海道産小麦「キタノカオリ」を使用。クロワッサン生地に湯種を少し混ぜることで、小麦粉の甘みが増し、もちっとした食感になる。パリパリとした外側とモチっと甘い中身とのコントラストが魅力のクロワッサンだ。

さらに、同店のクロワッサンは190円~と、高い品質を保ちながらも価格を抑える工夫を凝らしている。例えば、フランス産発酵バターは大きな塊で購入し、店舗でカット。小麦粉は、北海道産と品質の安定しているフランス産の小麦粉をブレンドして使用している。焼きたての本格的なクロワッサンを、よりたくさんの人に気軽に楽しんでもらいたいという考えがあるからだ。

「全粒粉のクロワッサン」はプレーンタイプと小麦粉の種類を変え、全粒粉を使って小麦の甘みがより強く感じられるようにしている。

「同じバターを使用していても、粉の違いで味わいが変わることを楽しんでもらいたいですね」(神戸さん)

「全粒粉のクロワッサン」は水分を少し多めにしているため、中はプレーンよりしっとりしている。かみしめると、じんわり小麦の甘さが口の中に広がり、バターのリッチな風合いに負けていない。

ゴーダチーズを使った「クロワッサン・フロマージュ」

「クロワッサン・フロマージュ」は少し苦みのあるゴーダチーズをトッピングして焼いたもの。

「(基本)クロワッサンは甘いので、もう少し食事に向いているものとして作りました。サンドイッチにするのもおすすめです」(神戸さん)

カリカリした香ばしい食感とたっぷり使ったチーズの風味がくせになるおいしさだ。

クロワッサンのパリパリした外側だけを食べてみたいと思ったことはないだろうか?

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